
田中
@Imada_desu
- 2025年8月5日たゆたえども沈まず原田マハ読み終わった読みながら、思わず涙が溢れ出た。 最後まで読み終わった瞬間、慌てて最初の章を読み返したくなる。そして、謎を解いたような快感に耽ってしまう。 テオとフィンセントの、兄弟としての関係を超えて、心の中で深く結びついていた運命共同体のような感情。兄弟で暮らしぶりは違いながらも、当時では進み過ぎている感性、卓越した芸術観の可能性を信じ続けながら他者からの理解を求め、思い詰めがちで、どこか満たされない根本的な部分がそっくりな兄弟が悩み、模索しながら支え合い、生き抜き、選択した運命に、涙を流さずにはいられない。 フランスに魅せられ、パリの地で強く有り続ける林という実在の人物と、同じくフランスに執心する心優しく、情け深い日本男児である重吉の二人とファン・ゴッホ兄弟の架空の出会いが織りなす、傑作だと思った。 原田マハさんの紡がれるこの19世紀末の想像の世界は、なんと色鮮やかで私達の生きるこの瞬間に、五感で感じられるようなのか。私はこの時代に彼等が本当に存在していて、会話を交わし、この出来事は原田マハさんが体験した事実なのでは?と思いたくて仕方がない。 ファン・ゴッホ兄弟や印象派という存在に私達が理由もなく惹かれるのは、彼らが日本の芸術を、浮世絵をこよなく愛し、その風を自らの作品や価値観に取り入れようとしたからかもしれない。 時代が追いついたこの現代で、評価され、世界中から愛されるファン・ゴッホ兄弟やそれに関連する功績者に、益々興味が湧いた。
- 2025年8月4日リボルバー原田マハ読み終わったゴッホとゴーギャン、彼らの人生ではたった少しのアルルで共に過ごしてきた時間、芸術家として苦悩してきたライバル的関係、嫉妬、羨望、尊敬といった感情をまるで今感じられたようだった。 主人公がゴッホとゴーギャンに魅せられた研究者であり、今は決して知ることもできない人々の過去を、途轍もない熱量であらゆる資料などから想像する姿は探偵のよう。 原田マハさんの描く美術ミステリーは、史実を交えた創作だと分かっていても、もしこの、今では誰も知らぬ過去がそうであったら。と思わされずにはいられない。
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