
結
@yi_books
2025年8月4日

光のとこにいてね
一穂ミチ
読み終わった
誰かのことを自分の人生の全部のように思えることの尊さ、怖さ、残酷さ、そして愛おしさ。羨ましくて堪らなかった。傷つくことが怖いから、私は2人みたいに他人に踏み込めない、と思うけど、そういうことすら過らない関係性だってきっと、あるんだな。
今、彼女らの周りにいる人たちがとても優しくて、それが逆にとても残酷だと思った。優しさと鋭さは表裏一体だ。とても苦しくて、とても眩しい。目が眩んで、それなのに目が逸らせなかった。
『光のとこにいてね』作中の言葉とリンクするタイトルが胸に刺さって、その傷口が、痛くて甘い。






