
より
@honeypie
1900年1月1日

オデュッセイア 下(ホメロス)
ホメロス,
松平千秋
読み終わった
長かった上に翻訳が古いし大量の神が出てくるし価値観が現代と違いすぎて本当に苦戦しましたが無事イタカに帰ってきました
武力で押し切るのではなくてオデュッセウスの聡明さ、知恵と機転で「戦略的帰宅」を果たしてるのが読んでて楽しかった
前編はオデュッセウスの冒険、後編は帰宅と別れていたのも良かった。ペネロペイア、お前はいい女だよ
とにかく比喩表現やら誇張やらが多くてかなり苦戦しましたが読み終わるとすっきり
単純な冒険譚なのですがわたしは「行って帰ってくるだけ」の話がまじで好き(すずめの戸締り、マッドマックス怒りのデスロードなど)なので、その「行って帰ってくる」のプロセスに何を持って帰ってくるのか何を失うかのところを見ているのですごく楽しかった
テレマコスがオデュッセウスに並ぶシーンなんて涙なしには見れませんよ