

より
@honeypie
リンバス囚人文学を主に読んでいますが、他にも興味あるものをたくさん。
- 2025年8月25日罪と罰 上ドストエフスキー,工藤精一郎読んでる罪と罰、第一部読んだ。 ついにラスコーリニコフが老婆とその妹を手にかけましたよ! 殺人まで行かなくても誰しも後ろ暗いことをしたことがあると思うんですけど、後ろ暗いことをする時って絶対計画通りに行かなくて、斧を取ろうと思ってたところに人がいたり、妹が帰ってきたり、運悪く客人が来たり、その客人が妙に冴えてたり、何故かそういうことが起きるんですよね…謎の感情移入をしてしまった 読者的にはラスコーリニコフ!早く逃げて!!と思って焦ったいんだけど、2人も殺してパニックに陥ってる状態なわけだし これは計画的犯罪に見えましたが、妹を殺したのは衝動でしかない。 ラスコーリニコフは金のないただの学生に見える。 極限まで貧乏になるとまともな思考すらできなくなっていって、なんかそれにプラスして「自分は特別」「ババアは殺して、金をみんなに分ける=いいこと」みたいな選民思想?みたいなのが前面に出ててやばい。自分を正当化している…?
- 2025年8月19日
- 2025年8月12日罪と罰 上ドストエフスキー,工藤精一郎読み始めた第1章の4部まで読みましたが、今のところソーニャがあんまり出てきてなくて意外。 あとロージャがお金がなくて、ていうか全体的に貧乏な人しか出てきてません。飲んだくれとキチガイと貧乏人ばっかり 妹の結婚話が出てきてるけど、これがどう転ぶか。 相手は「貧しい女を娶りたい」とか言っててモラハラを感じる。
- 2025年8月8日新訳 テンペストシェイクスピア,河合祥一郎気になる
- 2025年8月6日リア王シェイクスピア読み終わったリア王終わり だ、誰も幸せになっていない… リア王が御乱心になっていくという話は知ってたんですけど、なんか…おべっかを信じてしまったからに… ゴネリルとリーガンは男を巡って揉め、コーディリアはおべっかを使わなかったからフランス(敵国)に嫁がされ、エドガーもグロスターもエドマンドのせいでめちゃくちゃや。(妾に子供を産ませたのが悪いのかな…) リア王はコーディリアの献身的な看病で少しずつ落ち着いていって少しずつ心を通わせてたけど最後はコーディリアが目の前で死んでいったのを見て余計気が狂って息を引き取ってしまった 誰も幸せになっていない、全てが終わっても何も片付いていない、「これからどうするんだろう…」という読後感 疲弊した兵士たち、崩壊した王国 きつい〜〜リア王…老衰で耄碌していくって別に不思議な話じゃないですからね
- 2025年8月6日
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日キリスト教とは何かペトロ・ネメシェギ買った
- 1900年1月1日キリスト教入門山我哲雄買った
- 1900年1月1日カフカふかふか下薗りさ,木田綾子買った
- 1900年1月1日百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス,鼓直買った
- 1900年1月1日決定版カフカ短編集フランツ・カフカ,頭木弘樹読んでる流刑地にて、判決、火夫 のみ読んだ、続きも読みます 【流刑地】 「この機械をみんな好きだったし、いまも言わないだけでみんな好きだと思う」みたいなこといってたけど、それは士官のそうあってほしいって言うだけの気持ちだと思うのね でもそんな信仰があったのに、新しい制度(新しい司令官の考え)によってもう壊れちゃってて、士官は最後その信仰の通りに死のうとした、それで本当に思った通りに死んだなら、わたしも前向きかも?とおもったかも でもその通りに死ねなくて、機械の手入れ不足?で壊れてしまって(これは新しい司令官のせいだよね)、信じたもののために死ねず結局救済にも至らずに死んでしまったっていうのが結構ショックかも 気分悪~~ものすごい気分悪短編 いつも通り「何が言いたいかさっぱりわからない」系だけど気分が悪くなる話をずっとやっていた 死刑執行のお話で、士官はこの裁判と死刑執行に心酔していて、囚人は言葉がわからないからなんもわかんないまま死刑執行されようとしてて、それだけで気分悪いのに、途中で士官が囚人の死刑執行を中止して放免にして、自分が服を脱ぎ始めたあたりでぐっと引き込まれて 司令官が変わってしまったからなのか、機械が壊れちゃって、あんなにこの機械が好きだったのに、その通りに拷問されることも出来ず、士官が語ってたみたいな救済とか悟りみたいなのもなく、ただ死んで、茫然としてるうちに終わってしまった 死刑執行ってだけで重くて嫌な話なのに、囚人はなぜ死刑にされてるのかもしらないしなんならなんでここにいるのかもわからないっていうのも嫌だし、死刑執行する為の機械も嫌な感じで嫌だし、嘔吐も嫌だし、最後士官が自分から死んでいくのも嫌だし、その死んでいく様も自分たちがさっきまで「嫌だな」とおもいながら説明されていた死刑のやりかたで、しかも士官はその気に入ってる機械の通りに死ぬことも出来ず… 信じてたものが次の司令官によってもう死んでいて、でも死んでいることにうすうす気づきながらも無垢に信仰していて、でももう潮時を悟って彼は信仰、美学に殉教しようとした、でもそれすらも新しい司令官の機械の調整不足で信仰で死ぬことも出来ず 彼の思った通りに機械の拷問によって死んで、救済に至ったなら「まあそういうこともあるね」と思えたかも 【判決】 さいしょ、あら、なんか穏やかな書き出しだな、と不思議に思っていたら、あれ…?あれ…?と、どんどん歯車が噛み合っていかなくなり、最後には軋む音を立てて崩壊し、それでブツリときれて、おわり 凄まじい読書体験たった数十ページのとても短いお話なのに頭の奥がガンガンして止まらない こんな話ある? 思わぬラストに叫び声が出てしまいました どういうことだったんだろう 父親が友達に手紙を書いてたのはほんとだったのかな、うそだったのかな、わからないけど 「父親」からの支配 この人の心の中に抱えてる風船はもう空気でいっぱいだったんだと思う、でもそれは自分でも全然気づいてないし、なんならまだ余裕があるとおもってたのかも、それでお父さんの世話を甲斐甲斐しく焼き、下着の替えまでする、婚約者と話し、お父さんを引き取ろうとまで思う。親子愛ですよね、でもどんどん話が変な方向に進んでいき、お父さんがさいごの一息を吹くと、彼破裂して、全てがめちゃくちゃになり、そのまま破裂したまま死んでしまった お父さんの言ってることが全部本当だったかはわからない、もしかしたらボケで耄碌してたのかも でもゲオルグにはこれが「すべて」だった 変身より判決の方が衝撃がでかいかも 変身ってダウナーのあーあ…はい……な嫌さだけど判決って本当に、急かされて急かされて急かされて、最後崖から飛び降りてしまった時みたいな嫌さ 「お前は生きている資格があると思っているのか?」のところ、「お前"如き"が、生きている資格が、あると"でも"思っているのか?」なんだよなこれ 全てはお前の思い上がりだ、と、本当に稲妻に撃たれたように、判決が降る そしてその通りに刑は執行される 【火夫】 不条理とはちょっと離れた感じのお話でしたが、火夫が最後全然味方がいなくて、立場がすっかり逆転してしまっていたのがなんだかなとおもいました なんていうか、カフカによる性暴力描写を初めて見たので、意外でした。そういうこと書くタイプなんだ!とおもって それも周りからは「カールが誘惑された」という描写でしたが、あれは完全に女中→カールへの紛れもないレイプ
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日絶望名人カフカの人生論フランツ・カフカ,頭木弘樹買った
- 1900年1月1日外套・鼻ゴーゴリ,平井肇買った
- 1900年1月1日星の王子さまサン=テグジュペリ,アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ,河野万里子買った
- 1900年1月1日羊たちの沈黙(下)トマス・ハリス,高見浩買った
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日十角館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わった
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