

より
@honeypie
リンバス囚人文学を主に読んでいますが、他にも興味あるものをたくさん。
- 2025年9月24日罪と罰 下ドストエフスキー,工藤精一郎まだ読んでる一度休憩して全体の感想を まだ読み終わってないけど今の時点で打ちのめされちゃってるから… ドストエフスキー、面白すぎるんだけど、多感な時期にドストエフスキーを膝に受けてしまったらかなり予後悪くないか?こんなもん高校生の時期に読んでたら終わってたかもしれない、全てが 私が知ってたのは「選民思想男、ついに殺人をするが、思想外の人間まで殺してしまい苦しみ」という部分だけだったので、それ以外にもいろんな話(妹、母、ソーニャ、ルージン、ペトローヴィチ、そしてあの!あのラズミーヒン)が複雑に絡み合って「罪と罰」を作っているという部分にすごく感動し、読み進めて良かったと感じる ロジャ云々っていうかこの話にルージンとスヴィドリガイロフが絡んでるのがダメすぎる 単純にババアを殺そうと思ったらババア妹まで手にかけちゃって罪の意識がとかもうそういう話を踏み越えてきてるのが怖い、間違いなくすごい 私はこんな面白い話書けない ドストエフスキー…すごい作家だ… ドストエフスキーじゃなくても面白い話がこの世にありすぎる、こんな名作小説を読まないで死のうとしていた事実が怖い、ありがとう
- 2025年9月24日罪と罰 下ドストエフスキー,工藤精一郎読んでる読み始めた第4部、終了。 ソーニャとロージャがここにきて絡まり合う。ソーニャが読み上げる聖書のシーンはキリストの復活!ロージャはそれを聞いてどう思ったんだろう。自分の殺人を思ったんだろうけど。復活をわざわざ読み上げさせるあたりロージャの悪いところが出てるよ〜 ロージャはソーニャに逃避行を言い出すけどソーニャはずっとビビってる。そりゃ怖いだろこんな奴が急に押しかけてきてこんなこと言い始めたら しかもスヴィドリガイロフが陰に潜んでいる。こいつは本当に怖い。何が目的なのか、何がしたいのか。ずっと怖いよこいつが、最後に大爆発を起こす気がする 時計を返してもらいにきたロージャ。そしてペトローヴィチはロージャの罪に迫りきる!しかしニコライ(ミコライ)が急に自白を始め話があやふやに。その上ロージャの家にきて「人殺し!」とか怒鳴ってきた謎の男に関しても、決定的証拠を持っていないことがわかり、ロージャ、勝ちの目が見えてくる。まだやるぞ!まだ戦うぞ!とか言ってるけど、もう諦めたほうが楽になれそう… 悪いけどラスコーリニコフはもうだめだろうwニコライの登場によって話がまたあやふやになり始めたから調子に乗ってるのかもしれないけど、ラスコーリニコフはもうだめです。 本当にソーニャの手を引いて外国にでも逃げたらどうしよう!と思うけど、結局それもしないんだろうな、ペトローヴィチの言う通りになると思う。そしてペトローヴィチは多分大体を見抜いてるよもう 続きを読むのはまた今度。今日はおしまい
- 2025年9月24日罪と罰 下ドストエフスキー,工藤精一郎読み始めたついに下巻に突入。 ラスコーリニコフとラズミーヒンの対比がこれでもかというように描かれている。光のラズミーヒン、落ちていくロージャ…対比構造が大好きなのでおもしろい ルージンとの縁談は破談に。思った通りルージンはモラハラ野郎で、絶対に逆らわない奴隷のような女が欲しかったんだ!とんでもないやつ しかもロージャとラズミーヒンをなんとかして母親とドゥーニャはまた手籠にしてやろうとおもっている。悪いやつ〜〜 そのあとどうするか?ラズミーヒンが企業するからドゥーニャと母親もペテルベルクに住めってよ それはいいけどロージャはもう良心の呵責がすごくて妹ともお母さんとも会いたくないみたい。 ラズミーヒンは本当にいいやつで、ロージャの代わりになり始めてる。 ロージャはもうずっと辛い境遇。 ドゥーニャに手を出した男(スヴィドリガイロフ)はずっとわけわからんことを繰り返しているが金を出すということも言ってる。どこまで本気なのか?かなり気が狂ってるように感じるが…もし全て計算づくなら恐ろしすぎる。
- 2025年9月24日罪と罰 上ドストエフスキー,工藤精一郎読み終わった罪と罰上巻終わり。すごい長かった!きつい!きついけど本当に面白い! 疑われるロージャ、カマをかけられてたな あと「凡人と非凡人」理論についても出てきた。 そして最後にアルカージィ・イワーノヴィチ・スヴィドリガイロフという異様に長い名前の人が出てきて終わり。ロージャは逃げ切れるのか!?それとも捕まるのか!?このアルカージィ、何者なのか!? 次からは下巻。
- 2025年9月23日
- 2025年9月22日決定版カフカ短編集フランツ・カフカ,頭木弘樹読んでる判決、火夫、流刑地にて、田舎医者、断食芸人、天井桟敷までをよんだ やっぱりすごいおもしろい 時間をかけてゆっくり読んだ 判決 ショックすぎて寝込んだしいまだに私を傷つけてる カフカの中で一番好き どんどん歯車が合わなくなっていき、ギチギチという音ともに全てが崩壊 一番苦しい 火夫 「アメリカ」の冒頭らしい 私は好き、でもなんていうか、いろんなことがわかってきた瞬間全てが覆ってしまい、流れには逆らえず、火夫は結局…というところがあってつらかった これも不条理か 流刑地にて 信仰に殉教することもできず、信ずるところに縋ったけど… これも結構傷ついた 死刑執行の話なんだけど 何かのメタファーなんだろうけど、私はこのまま受け取りたい 田舎医者 めっちゃ不条理、ずっと夢の霧の中を歩いてるみたいだった 高熱の時に見る夢みたいな ずっと変 断食芸人 かなり好き カフカの拒食の部分が出てる すごいよかった 断食芸人はちゃんと美学に従って死んだ 特に途中40日をすぎて強制的に食事をとらされるとき、断食芸人がとても抵抗する、というところがとてもよかった 天井桟敷 これ難しい、見せ物の話なんだろうけど 短ければ短いほど難しいんだこの人の本は
- 2025年9月19日箱男安部公房読み終わった安部公房「箱男」 同じ日に違う人から二度も勧められるという異常事態が起きたので優先して読んだ 読んだんだけど終始生ぬるい風みたいな性描写でじれじれしていた 面白い面白くないというかもうそういうのじゃなくて…なんていうんだろう… なんかもうずっと性描写がじれじれしてた 具体的に性行為とかが発生してるわけじゃないんだけど、ずっと生ぬるい性描写 「自分から社会生活を手放して箱男になる」っていう話なんだけど、社会生活を手放そうが生活は発生する。食事、入浴、排泄、髭剃り、なんかそういう身の回りの世話についての描写も全部生々しくて…生活の匂いがずっとしてる 変な匂いの小説だった 不条理というよりシュルレアリスム寄り?かも 難しい難解 何が起こってたのかもわからないけど、とにかく生活の匂いがする
- 2025年9月14日車輪の下ヘルマン・ヘッセ,井上正蔵気になる
- 2025年9月13日絶望名人カフカの人生論フランツ・カフカ,頭木弘樹読み終わった文字数が少なくて1日で読めた。ぱらぱらーというかんじ どの節もすごく面白かったし刺さる内容で凄かったけど、特に一番よかったのは病気にかかったことでやっと人生のステージから降りた部分、似た部分がある、私と 図書館で借りたものなので返さないといけないのがちょっと惜しい
- 2025年9月6日
- 2025年8月30日
- 2025年8月25日罪と罰 上ドストエフスキー,工藤精一郎読んでる罪と罰、第一部読んだ。 ついにラスコーリニコフが老婆とその妹を手にかけましたよ! 殺人まで行かなくても誰しも後ろ暗いことをしたことがあると思うんですけど、後ろ暗いことをする時って絶対計画通りに行かなくて、斧を取ろうと思ってたところに人がいたり、妹が帰ってきたり、運悪く客人が来たり、その客人が妙に冴えてたり、何故かそういうことが起きるんですよね…謎の感情移入をしてしまった 読者的にはラスコーリニコフ!早く逃げて!!と思って焦ったいんだけど、2人も殺してパニックに陥ってる状態なわけだし これは計画的犯罪に見えましたが、妹を殺したのは衝動でしかない。 ラスコーリニコフは金のないただの学生に見える。 極限まで貧乏になるとまともな思考すらできなくなっていって、なんかそれにプラスして「自分は特別」「ババアは殺して、金をみんなに分ける=いいこと」みたいな選民思想?みたいなのが前面に出ててやばい。自分を正当化している…?
- 2025年8月19日
- 2025年8月12日罪と罰 上ドストエフスキー,工藤精一郎読み始めた第1章の4部まで読みましたが、今のところソーニャがあんまり出てきてなくて意外。 あとロージャがお金がなくて、ていうか全体的に貧乏な人しか出てきてません。飲んだくれとキチガイと貧乏人ばっかり 妹の結婚話が出てきてるけど、これがどう転ぶか。 相手は「貧しい女を娶りたい」とか言っててモラハラを感じる。
- 2025年8月8日新訳 テンペストシェイクスピア,河合祥一郎気になる
- 2025年8月6日リア王シェイクスピア読み終わったリア王終わり だ、誰も幸せになっていない… リア王が御乱心になっていくという話は知ってたんですけど、なんか…おべっかを信じてしまったからに… ゴネリルとリーガンは男を巡って揉め、コーディリアはおべっかを使わなかったからフランス(敵国)に嫁がされ、エドガーもグロスターもエドマンドのせいでめちゃくちゃや。(妾に子供を産ませたのが悪いのかな…) リア王はコーディリアの献身的な看病で少しずつ落ち着いていって少しずつ心を通わせてたけど最後はコーディリアが目の前で死んでいったのを見て余計気が狂って息を引き取ってしまった 誰も幸せになっていない、全てが終わっても何も片付いていない、「これからどうするんだろう…」という読後感 疲弊した兵士たち、崩壊した王国 きつい〜〜リア王…老衰で耄碌していくって別に不思議な話じゃないですからね
- 2025年8月6日
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日キリスト教とは何かペトロ・ネメシェギ買った
- 1900年1月1日キリスト教入門山我哲雄買った
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