
きよ
@kiyomune
2025年8月5日

N/A
年森瑛
読み終わった
入院中オーディブル第四段。
言いようもなく、その時々絶望的な、どうしても受け入れがたいものを前に、何を言うか/どうするか。
ゆっくり考えられるならいいけれど、今は「今」の力が強いぶん、「そのとき」が勝負で、しかも言葉は「力があるもの」と見なされている。
だから、その言葉を「引き出せない」自分が無力に感じられたり、あるはずだと指で硬い地面を掘るような努力で探さなければならなかったりする。
その息苦しさの描写が、壮絶だった。
テーマはしんどかったけど、言葉に疲れたことのある人の、言葉の力だったように思う。

