高橋|往来堂書店 "開墾地" 2025年8月2日

開墾地
開墾地
グレゴリー・ケズナジャット
『トラジェクトリー』から遡っての本作。どちらも同じテーマを扱っているけれど、こちらの方がよりストレートな感情が込められている印象でした。「遠きにありて思ふもの」といっても、それは帰るべき故郷がどこかにあることを前提としている。パーソナルスペースとしての「母語」、そして家族という集団への帰属意識は、あって当たり前のものではないということ。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved