
かおり
@6kaorin5
2025年8月6日

失踪者<下>
シャルロッテ・リンク,
浅井晶子
読み終わった
読書日記
スピード感は失速することなく パメラとセドリックのハラハラドキドキな逃走から幕開けの下巻。
予想通り一気読み。
何が、誰が、どう繋がって、収束してゆくのか。
続きが気になりページを繰る手が止まらない。
そして迎える結末。
疾走感はあるのだけれど、残るモヤモヤ。
何故だ?
風呂敷を広げすぎた感だろうか?
ロザンナのひとりよがりな思い込みに誘導されすぎた感か…ロザンナがどうしてそこまでマークを信じられたのかがよくわからない。恋は盲目だから?でも、出会って2週間よ?しかもロザンナには夫がいる。
ロザンナはジョシュとマークの仲にそこまで親身になる前に、ロブとデニスでしょ?
どうにかしてロザンナに寄ろうとしても、最後までロザンナの心理がどうしても解せないままだった。
たぶん、マークの告白は、嘘、だと私は思っている。
なんだかんだで彼は弁護士だからね。
どいつもこいつも全くなぁ。
唯一、パメラとセドリックには希望が持てるかなぁといった感じ。
ロザンナのエレインに対する扱い、考え方はあまりにもひどいし、とにかく、エレインの人生のやるせなさよ。
ケイト・モートンに似たものを読みたいと思い、薦められた本作。
「震えるほどの衝撃が最後にあなたを待っています! ドイツで210万部のベストセラー・ミステリ。」
震えるほどの衝撃はなかったし、ケイト・モートンさも(あまり)感じられなかった。
とはいえ、上下巻一気に読むくらいには没入した作品なので、今度は傑作と名高い『裏切り』を読みたい。
