
犬山俊之
@inuyamanihongo
2025年8月7日

ジェイムズ
パーシヴァル・エヴァレット,
パーシヴァル・エヴェレット,
木原善彦
読み終わった
黒人奴隷の視点による『ハックルベリー・フィンの冒険』の語り直しから始まる、「生きる」ための大逃亡劇。
翻訳という仕事のすごみを感じた一冊。そもそも物語の内容が「ことば」を大きな主題としており、それを翻訳を介して日本語で読む我々日本語読者は二重にも三重にも言葉の虚構性、そして言葉の力について考えさせられます。
また、訳出された日本語の文章が本当に美しくて、何度もため息が出ました。翻訳大賞の大本命では。比べ読みをしたくて、原著も購入。
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ちなみに、原著は台湾のサイトでも簡単に買えて、346元(今日の相場で1702円)でした。









