
読書日和
@miou-books
2025年8月7日

学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話
ちいさな美術館の学芸員
読み終わった
現役学芸員である著者が知っていれば日本美術が楽しくなるポイントを厳選して紹介。古代から近代にかけて、日本美術が宗教(特に仏教)を通してどう変化してきたのかがとてもよく分かる一冊。特に、自然崇拝が当たり前だった日本に金色の仏像が登場した時の衝撃を想像すると、タイムスリップしたくなるほどワクワク。八百万の神様から金ぴかの仏様へすんなりOS入れ替えの日本人の国民性がやっぱり好きかも。奈良の東大寺・大仏の「開眼供養式」も立ち会ってみたかったなぁ。。こうした想像がふくらむのも、日本美術の楽しみのひとつだと実感。
この秋は正倉院展もあるし、奈良に行くぞ!と本書から少し離れるかもですが、そんな感想を持ちました。
