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2025年8月7日

たのしい保育園
滝口悠生
再読中
心に残る一節
「たとえ見えっこないものが見えたり、聞こえるはずのない音が聞こえても、それをないものにしようなんて思わなくていい、全部口にしていいんだと思うようになった。」
『ロッテの高沢』p78
こんな文章を読むと、最近よく読んでいる実話怪談のことも思い出すけれど、滝口悠生さんの小説もそういうものをないものにせずに世界を“そのまま”描こうとしているのだと思う、というかそれは結構前、はじめて『死んでいない者』を読んだときから思っていた気がする。





