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2025年8月7日

たのしい保育園
滝口悠生
再読中
心に残る一節
「特にいまはその迂遠な語り方を無駄ともおかしいとも湯美さんは思わない。遠ければ遠いほど、言葉は多く、話は長くなる。長く長く話すために、できるだけ遠くから話しはじめるんだ。その気持ちがわかる。私もできるだけ長くあなたに話しかけていたいと思うから。」
『ロッテの高沢』p80
これは滝口さんの小説の書き方でもある気がするけれど、わたしもその気持ちが分かる、分かりたいから、あなたの話を出来るだけ長く読んでいたいと思うのだった。
また別のことを考えながら2回目を読みはじめたのだけれど、今はこんなことを思ったり考えたりしている。滝口さんの小説を読むとたくさんのことを思うし考える。改めて書こうとすると、忘れたりこぼれ落ちてしまうものがあるから、都度書き留めておきたい。






