
レイカ
@yukari125
2025年8月7日

リバー
奥田英朗
読み終わった
◾️鈍器本は、連休に。
書店の棚で見かけて面白そうだと思うものの、手にとるのを躊躇するのが「鈍器本」。
分厚くて、重い。
自宅まで持ち帰るのに苦労する。
書店の店頭で購入する人のことを、考えていないのかな。
それとも、ネットで注文して自宅に届けてもらう人を主な顧客ターゲットにしているのかと考えたりする。
鞄に入れて持ち運ぶことが難しいので、通勤時間や仕事の休憩時間に読むのではなく、自宅で読むことを想定した本だろう。
「リバー」(奥田英朗・著、集英社)は、渡良瀬川の河川敷で女性が相次いで全裸で殺害された事件“リバー案件”の真相を追求していく長編小説だ。
同様の事件が10年前に発生しているが、未解決のままになっている。
今度こそ、必ず犯人を逮捕しようと捜査を続ける警察、
若手の女性新聞記者、
10年前に殺害された被害者の家族 など
複数の人物の視点から、捜査の進捗状況が描かれる。
3名の容疑者が浮かびあがるものの、物的証拠はなかなか見つからない。
一体、誰が犯人なのか。
読者である私自身も、推理せずにいられない。
ページをめくりながら、証拠になりうるものを探してしまった。
舞台は、群馬県桐生市、栃木県足利市、そして長野県松本市。
土地勘がある人は、より楽しめるかもしれない。
酷暑の夏、連休や夏休みに冷房の効いた自宅で、一気読みするのをお勧めしたい1冊。
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