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@YunhO323
2025年8月8日

ミーツ・ザ・ワールド
金原ひとみ
読み終わった
大好きな女優さんが主演で映画化するという事でずっと読みたかったお話を読了。
わたしは由嘉里側の考えをしているので、由嘉里視点でずっともどかしく思いながら読み進めていた。恥ずかしながら、やはり由嘉里と同じタイミング、母親と自分(由嘉里)の関係との比較でライに対して由嘉里がしてきた事について気がついた。
今は周りにライのような生き方をしている人はいないと思っているが、表面に出さないでいるだけかもしれないし、自分のものさしで測るのはだめだと改めて感じた。
結局わたしはわたしだし、他人は他人だ。
"必死になっている人は皆、自分が一人相撲取ってる気になっちゃうもんだよ。でもさ、土俵の上で皆で踊ったっていいじゃん。"
"でも彼らとまた出会うって、再会するっていう希望は私たちに残されてる。私たちがそれを持ち続けることは、誰にも、神様にも、いなくなっていく彼らにも止められないし、左右できないこと。片思いを何年もしちゃうような慎ましい私たちに残された、ささやかで、強い力よ。"
282p〜283pの由嘉里の言葉が響いた。
早く映画見たいしやっぱり焼肉が食べたくなる…笑


