ミーツ・ザ・ワールド
164件の記録
obama@obamabooks2025年11月22日読み終わった@ カフェ映画観たさに、まずは原作に手を伸ばした。 他者と関わり合うこと。分かり合うことだけが正解ではないこと。存在と祝福と祈り。何度も読み返していくんだと思う ーーそうじゃなくてもいい、もうどこにいなくても、ライがすでにこの世から消えてても、この私の手からデータが発信されること自体が祈りで、その祈りはライのためでも私のためでもなく何者のためでもない、この世に存在する全ての分かり合えないもの同士の関係への祈りなんだ、と頭の中で続ける。(P.287)


ばやし@kwhrbys_sk2025年11月12日読み終わった感想生きている世界が違う。そんなありきたりな言葉を飛び越えて、歌舞伎町では今日も出会うはずのない人々が出会っている。 虚ろさと確かさのスパイラルの中で、誰かの世界を丸ごと救おうとする無謀さにこそ、消えない光が宿るのかもしれない。


結@yi_books2025年11月6日読み終わった自分はどう頑張ったって自分を生きるしかなくて、他人とはどう頑張ったって完全に理解し合うことなんてできなくて、それが苦しくて悔しい。 自分の中で誰かが息をしているように、他人の中に少しでも自分が影響した何かがあれば、それほど嬉しいことはないのかもしれない。 早く映画も観たい。









- 1140k@FELTz752025年11月4日読み終わったaudibleまず人物造形がすごい。どの登場人物もなかなかにエッジが効いているが、特にユキは比較的出番は少ないのにその履歴と言動のすべてがツボだった。一般的な幸せを幸せと感じられない人が、なんで延々と床でスライディングしてるんだよ…! 設定としては自分と共通項がほとんどないストーリーなのに、人生の中で言語化できてこなかったモヤモヤした思いをいくつも言葉やセリフにしてくれていた。人がどんな人生を歩むのか、歩みたいと思うのか、もういいやって放り投げるのか、流れるままになるのか、どんなことを思いながらそれぞれの人生を過ごすのかは全部たまたまそうなっているだけなんだなと。 常識や一般論的な生き方だけじゃなくて、幸せであってほしいというような一見素朴な願いであっても、そこにはある種の無遠慮さがあることを自覚しないとなと思う。



ima🍊@x_spica_x2025年10月31日買った読み終わった物語にも人物たちにも引き込まれ 胸が痛くなったり笑ったりしながら 強烈なインパクトと 刺さりまくる言葉の多さとともに 自分が近くでこの人たちの話を 聞いてるような見てるようなリアルさ。 心に留めておきたい言葉に溢れていた。 (後に付箋を山ほど貼った) 愛、執着、自由、孤独、共存、しがらみ 他者との繋がり、何があってもどう頑張っても 自分は自分を生きるしかないわけで。 自分も他人も理解できない(されない)モノが みんなあるわけで。 渦巻くほどにいろいろ考えされられつつ 私の自分の中にあるモヤモヤ、生きづらさ、 自己満足の傲慢さ、凝り固まった概念… 思いっきりぶち壊してくれて気持ちよかった。 幸せの価値観は自分が決める。 改行が少なくブワーッと埋め尽くされる 圧倒的な文字数の多さももはや心地良すぎて 他の作品も俄然読んでみたくなったし 映画もめちゃくちゃ見たい。





ゆ@nullyu2025年10月30日読み終わったゆかりが自分にそっくりで、ゆかりにかけられる言葉が自分に向けられたものみたいだった今まで気づけなかったことが沢山あってこれからもずっと胸に残るだろうな

ゆに@sunflower_yuni2025年10月29日買った読み終わった初の金原ひとみさんの本。じっとりせずさっぱりとした文章。句読点だけでダダダダッと長く続く文章なのに、不思議と読みやすくて終始圧倒された。 由嘉里の視野の狭さに最初は違和感を持ったが、ライと出会って少しずつステレオタイプな思考が変わっていく様は、先が気になってしかたなかった。アサヒやユキ、オシンさんというそばにいてくれる人たちのおかげもあって、由嘉里の世界が開けていく。傷ついたこともあるけど、登場当初とは別人とまでは言い過ぎかもしれないけど、たくましくなった由嘉里を見て、何だか私まで元気をもらえた気がした。
そ@__sososo102025年10月29日読み終わった自分のあるべき姿は消えてる状態、つまり死であると告げるライと、推し活に全てを捧げ生きる理由としている由嘉里。 生に溢れた人間の「生きていてほしい」という願いは、死にたい人間にとっては非常に窮屈で身勝手だと思う一方で、人は結局誰かの幸せを願ったり、相手のことを思ったりして生きていて、願われ、思われていることを感じて生き続けているのだと思う。 二人の「生死」に対する思考はどこまでも交わることはないが、由嘉里は価値観や考えが全く違うライという人間・歌舞伎町の人々に出会ったことで、自分の殻にこもるような生活から抜け出し、世界を広げ、今の自分に必要なものを見極めることが出来た。 作中にあったオシンの「気の済むまで泣き喚いて大騒ぎしてジタバタしてればいいって。しがみつきたいだけしがみつけばいいし、すがりたいだけすがればいい。」という言葉が印象に残っている。 「孤独」や「寂しさ」を感じやすい今の時代に必要なのは、現実世界での人との心の繋がりだと実感する物語だった。 今作のライ視点の物語・言葉も読んでみたかったなあと思ったりした。


紙村@kamimura_2025年10月28日読み終わった「人が人によって変えられるのは四十五度まで。九十度、百八十度捻れたら、人は折れる。それはそれで死ぬよ」 腐女子とキャバ嬢のガール・ミーツ・ガールなんだけど、根底にある生と死、他者理解の困難さ、断絶、それでも手を伸ばすことのひたむきさ、みたいなものの方が主眼で物語よりテーマに惹き付けられるタイプの人が向いている本だった

羽根໒꒱@feather_2025年10月25日読み終わった感想主人公の由里が消えたいキャバ嬢のライと出会ったことをきっかけに自分と真反対の個性や価値観を持つ人たちと出会い会話する中で理解はできなくてもそれらに寄り添おうと奮闘しつつ、自分の内面を振り返る物語 特に印象に残ったシーンは韓国料理屋のシーン。 読んでいて感じたモヤモヤを別の状況で自分も体感したことがあったから、その後の由里さんの発言にはすっきりしたし、自分もはっきりと言葉にすれば良かったとずいぶん前のことなのにほんの少し後悔した。 私という人間を判断するのに、人との関係とか親とかそういうものを大きな基準にして欲しくないし、私が誰と仲良くして誰と暮らしていようが、相手に迷惑がかからない限りはある程度は関係ないと思う。私だけを判断したとして、もし理解のできない部分があるなら、私との関係を望む限りは無視しないで理解できなくても寄り添う努力をして欲しいし恋愛でも友達関係でもどんな関係でも、相手にはちゃんと私自身を見て判断して欲しいと改めて思った。また自分も相手にバイアスをかけて見ないよう心掛けたいし、対話する努力を自分もちゃんとしたいと思う。 韓国料理屋のシーンに限らず、この本には定義すること、されることの迷惑さとか苦しさ辛さについてすごく考えさせられた。 誰もが無意識にしていることで、気づかないうちに隣にいる大事な人を傷つけたりしているのかもと思うと怖いけれど、それでもどうしようもなく願ってしまったり思ってしまうこともあって本当に難しい。 人物についても、由嘉里さんの変化に驚いた。 どこがと言われるとはっきりと言い切るのは難しいけれど初めと終わりとでは明確に変わっていて、韓国料理屋のシーンでそれを1番に感じた。初め憂鬱で窮屈そうだった由嘉里さんが、最後には少しダサいのかもしれないけれど真っ直で読んでいて眩しかった。 そして時々挟まれるアサヒさんや由嘉里さん、ユキさんの会話や行動の面白さが読んでいてすごく幸せだった。特に最後の方の焼肉パーティーのシーンで油っぽくなった床をツルツル滑るところは、読みながら笑いを堪えるためににやけてしまうのを止められなかった。 もっと大人になってから読み返したら全然違う感想が出てきそう。 何年後かにもう一度開きたい一冊。


- hokori.@hokori_2025102025年10月23日読み終わった登場人物がみんな愛おしい。映画化を知ってから読み始めたので、映画のキャストが自然と頭に浮かんだ状態でずっと読んでいた。(特にアサヒはもう板垣李光人さん以外想像できない…) 自分自身の想像力の欠如を猛省するとともに、他人を尊ぶ気持ちを忘れずに生きていきたいなと思った。 物語に引き込まれて、読み終わるまであっという間だった!

橋本亮二@hashi_shi2025年10月21日読み終わった金原ひとみさんの作品はすべて読んでいるつもりだったけど、もちろんそうではなかった。映画化で、この作品の存在を知った。そして魂を揺さぶられた。静かに、がんがんと、余震のように。ライも、由嘉里も、アサヒも、オシンも、ユキも、固有名詞になる人、ならない人も、日々自分が関わる人も、創作の中の人や場所も、すべてがあって自分は生き続けていく。







mok@doufu2025年10月19日読み終わった死にたいと思ったことがなかったはずの由嘉里の「生きたい」で泣き、オシンさんの無理矢理芋煮を取りに来させるお節介で泣き、母親に冷たい言葉を投げた後の罪悪感で泣いた。なのに、焼肉をしてヌルヌルになった床でスライディングをし始めたので震えながら笑ってしまった。

そ@__sososo102025年10月12日読んでる「理由は分からないけど私はこの世界から消えなきゃいけない。そんな気がするとかじゃない。私は消えなきゃいけない。生まれた時から決まってる、それが私にとってこの世界で唯一無二の事実」 「私のあるべき姿は消えてる状態。形も魂もない。それが私のあるべき姿。消えているのが私の本当の姿。私が消失したら、私はようやく私の存在を認められる」 「親が死んだって子供が死んだって、どんなに絶望したって生きてく人は生きてくのよ。それで、親が死ななくても子供が死ななくても、死ぬ人は死ぬのよ。あんたみたいな子がそんなことで死ななくてもいいのにって思う理由とかで死んじゃったり、ライみたいに皆に祝福されてるのに死んじゃう奴もいるの。死にたくないのに死んじゃう人もいるし、死にたくて死んじゃう人もいる。そういう生まれ持った生命力みたいなものってやっぱりあるのよ。」 この感覚の言語化に衝撃を受けている。 どこへ向かうんだ。


あや@a2006ya2025年9月29日買った読み終わった金原ひとみの本を読んでみたくて、さくらももこのエッセイと悩んだ末買ってみた。文学賞のコメントの軽やかさが好きで(うろ覚えだが)、ギャルっぽい容貌も可愛いと思っていた。綿矢りさ、朝井リョウとともにすごく若い、今の私と同い年くらいのときに小説を書きあげ評価されているので興味があった。 私はゆかりの恋愛観にかなり共感するところがあって、自分を卑下しないとやってられない、分かってるのにやめられない、それも嫌になる……というスパイラルにはかなり覚えがあった。結局ライの漢字はわからないまま。ライには生きていてほしいと思ったけど、これからゆかりとライはもう会わないような気もする。大阪で焼肉を食べている場面で、ライは死んでるんじゃないかな、と勝手に想像してハラハラしていた。ほぼ当たっていたし。ざっと読んでしまったので(1時間くらい?)、また読み返したいと思う。なんだか1回で終わらせてしまうのがもったいなくて、ところどころ適当に読むことで発見を残しておく手法をとっている。好きだった。ラストのカミングアウトには最近の自分を重ね合わせたけれど、私はまだ自意識から解放されずぐちょぐちょだと思った。いつか手を放せたらいいと思う。
あり@riml_042025年9月27日買った読み終わった高校生の時にいつも遅刻をしてくる友達がいて、どうしたらその子が朝起きられるかをみんなで考えていたことを思い出した。 いくら相手のことを思っていたとしても届かないこともあって、でもライには生きていてほしいと思った。
にどね@h_booklog2025年9月23日読み終わった映画が公開になる前に読んでおきたいと思い、わたし的2作品目の金原ひとみさん。 前作同様、読点に辿り着くまでの一文が長いし、それゆえにページの文字数が圧倒的に多いのだけれど、前作では気になって読みにくかったそれらが全然気にならず、むしろ会話のテンポが良くてポンポン読めてしまった。 実際の会話ってそんなに理路整然と読点読点で進むわけではなくて、しかもオタクの早口で言葉多めでふぁーっと話してしまう熱量もしっかり感じられて、文章でそれを表現できる金原ひとみさんすごいな…と、今更ながら。 ずっとみんなでいたいけど、ここは人が入れ替わっていく街だから。 感傷も刹那も、街に飲み込まれていくのだろう。 映画がとても楽しみ。


Me@thisis2025年9月21日読み終わった借りてきた人と人が互いに影響しあうことはあっても、人を変えることはできないことを再認識させられた。自分が人のためだと思って起こした言動は本当にその人が望んでいるものなのか、自分の価値観を押し付けてはいないか、その人のことを尊重しているのか、ずっとぐるぐる考えても答えなんて出なくて、考え続けながら人間関係を続けていくしかないのかも。例え目の前から大事な人が居なくなったとしても、その人は生きていていつかまた会えると自分が好きなだけ信じ続けてもいいんだとも思えた。あとやっぱり友達って大事だ。

大根餅@daikonmochi2025年9月15日読み終わった映画化で話題になっているので手に取った。 ぱらぱらと本屋で立ち読みした第一印象→「文字量が…なんか多くないか?」 読み進めてわかったのは、オタクの脳内を文章化しているからこんなに文字量が多いのだとわかった。文字なのにオタク特有の早口多弁が伝わってきて面白い。意図的なのかな。 内容は結構内省的な部分が多いから、どうやって映画で描くんだろう?とは思った。

minira@rena840772025年9月5日読み終わった「蛇にピアス」以来の金原ひとみさん。 生活圏が全く違う人々が交わって、理解し合い助け合っていく様が、ポップに描かれてました。 愛嬌があるヒロインにクスッと笑ってしまう。
m@kyri2025年8月23日読み終わったかつて読んだ@ 自宅由嘉里の推しカプアクキーつきムビチケを買ったので映画を観るまえに再読 単行本ではじめて読んだときよりも「これはわたしの物語!」と思えた 映画のキャストやミートイズマインのキャラたちのビジュアルを頭に入れて読むと楽しかった 再読して思ったけど、これは『蛇にピアス』へのアンサーみたいな作品だな アマもルイの前からいなくなってしまうけど、その不在からどう立ち直るか、どう受け入れていくかを『蛇にピアス』と並べながら読むとおもしろい でもわたし的には由嘉里の推しカプは好みじゃないんだよな〜〜〜わたしはヒレ様が好きです! (写真のアクキーの左右をナチュラルに間違えました)



もん@_mom_n2025年8月9日読み終わった心に残る一節@ 図書館私は主人公に感情移入できる小説を好みやすい。死生観に興味のある私は、この作品の主人公の「死にたいとか生きたいとか、あんまり考えたこともなかった」という発言や死を希求する他者への接し方から(自分とは相容れない人だ……)と疎ましく思ってしまったけれど、それこそ作中にも何度も登場する“バイアス”でしかなくて、結局自分も主人公に通ずるところがあるなあと思い至る。 ライやアサヒも魅力的だけれど、私がこの作品で一番好きなのは鵠沼藤治だった。 読み終えてから映画のキャストを見て、(なるほど、奥山譲がくるまさんか〜)などと想像してみるのもまた面白かった。 p.120 「死ぬべきタイミングは日常の中にたくさんあるのに、それでも私は一日一日死に向かってるんだから大丈夫って自分をなだめてお酒を飲みながら生きてる。一日一日自分が死に向かってるっていう事実だけが私の生き甲斐で、私の生きる意味」 p.135 でも、私は希薄なのだ。それこそ重荷が少しでも増えたら、社内で少しでも責任のある仕事を増やされたら、彼氏ができて彼氏に捧げなければならない部分が少しでも増えたら、それだけで実生活がつぶれて私のやりたいこと好きなもの実現したいこと、つまり私が私であると認められる私のほとんどの部分が潰えてしまうような、そんな希薄さなのだ。 p.255 「みんな俺に彫刻を彫ってもらいたがる。俺は彫刻の才能なんて一ミリもないのに。彫刻作ってってせがむ。仕方ないから彫るけど、俺は下手だから彫刻はどんどんぼろぼろになっていくし、彫刻刀で自分のこともザクザク切っちゃうんだけど、それでも掘り続けてってせがまれる。彼女たちはぼろぼろになっていく彫刻を見て傷ついて、俺は血まみれになって心で泣く」 p.269 「僕の世界には死はなくて、むしろ、吸収に似たものと捉えています。死とは、何かに吸収されていくこと。煙になったり土になったりして、何かに溶け込んでいく。記憶として残った誰かの中に吸収されていく。死は存在せず、吸収だけがある。僕はそう考えています」

S@YunhO3232025年8月8日読み終わった大好きな女優さんが主演で映画化するという事でずっと読みたかったお話を読了。 わたしは由嘉里側の考えをしているので、由嘉里視点でずっともどかしく思いながら読み進めていた。恥ずかしながら、やはり由嘉里と同じタイミング、母親と自分(由嘉里)の関係との比較でライに対して由嘉里がしてきた事について気がついた。 今は周りにライのような生き方をしている人はいないと思っているが、表面に出さないでいるだけかもしれないし、自分のものさしで測るのはだめだと改めて感じた。 結局わたしはわたしだし、他人は他人だ。 "必死になっている人は皆、自分が一人相撲取ってる気になっちゃうもんだよ。でもさ、土俵の上で皆で踊ったっていいじゃん。" "でも彼らとまた出会うって、再会するっていう希望は私たちに残されてる。私たちがそれを持ち続けることは、誰にも、神様にも、いなくなっていく彼らにも止められないし、左右できないこと。片思いを何年もしちゃうような慎ましい私たちに残された、ささやかで、強い力よ。" 282p〜283pの由嘉里の言葉が響いた。 早く映画見たいしやっぱり焼肉が食べたくなる…笑


amy@note_15812025年7月28日読み終わった感想『ミーツ・ザ・ワールド』を読んで、「人ってやっぱりわかり合えないんだな」と思った 他人の苦しさや価値観は、どれだけ想像しても本当のところまでは届かないし、自分のつらさだって、うまく伝わるとは限らない。それでも「そばにいたい」「そばにいてほしい」って思う瞬間はあるし、そんな相手がいること自体が、たぶんすごく大切なんだと思う ただ、それが恋愛や性愛の関係じゃなきゃいけないわけじゃないし、恋愛や性愛が不要な人だっている そういう人でも恋愛や性愛以外の関係性を深く求めることだってあるし、求めたっていいし、求めなくたっていい 「わかりあえない、でも一緒にいたい」と思える誰かが現れたとき、その気持ちにどう向き合うかが、この物語の問いなのかもしれない。答えが出なくても、その問いを持って生きていくことが、きっと何かを変えていくのだと思う。 「自分と他人のわかりあえなさ」が愛おしいと思える小説だった

- もものおばけ@momo_no_obake2025年7月23日読み終わった展開が気になって1日で読破してしまった… これは映画にしたいな〜と思いながら読み進め、本を閉じると、松井大吾監督で映画化!と見落としていた帯にあって楽しみ。 ゆっきゅんの解説がよかった

F@piyo12002025年5月29日読み終わった読むのに時間かかったーー 自分には言葉の使い方が難しかったからかも。1文がひとつづきで、結構長い印象がある。 お話としてはキャラが濃くて分かりやすい。ライの設定を心から理解するのには時間がかかりそうだが、理性理論で仕方ないと諦めることに好きが上回ったら、こう…悲しみは大きいんだろうなと思った
焚火@Takigi1272025年3月7日読み終わったユカリのようでいてライのようである人もそのまた逆の人もたぶん沢山いて、そういう一人一人が概念として煙としてこの世界に漂ってるんだよと思うだけで身も世もなく泣き出してしまう。泣きたくなるじゃなくて泣き出してしまう。いや悲しみだけじゃなくてそこには喜びも嬉しさも確かにあるんだけど。煙になった誰かと同じ世界で息ができなかった事実を受け止める時、私にとってそれはとても痛みを伴う行為だ。ずっとそうなのだとこの小説を読んで確信した。 そんな物語の入り口を焼き肉の擬人化ジャンルが好きなBLオタクと死にたがりのキャバ嬢ってキャッチーにした腕力にビビる。こんな出口だと思わないじゃん。 誰かが誰かを死なないでくれと願う気持ちをとても眩しく思う。
つのとしっぽ@horn_and_tail2025年3月6日かつて読んだ死にたいキャバ嬢と腐女子の物語。まるで対極のようなふたりはそれぞれに“生きにくさ”を抱えている。ふたりを取り巻く新宿歌舞伎町でサバイブする住民たちのしたたかさに元気がもらえる。
muu@maki-12051900年1月1日読み始めた浮気して小説読み始めた 私はやっぱり芥川賞系は苦手だ!と思い、確信しながら読み進める 苦手なのに、内心は克服したいと思っているのか読みたくて仕方ない ぶりたいのか?なぁ、私








































































































