冥王星の祈り "南洋標本館" 2025年7月30日

南洋標本館
南洋標本館
葉山博子
し、しんどかった〜!! 博物館作ろうねって植物がたくさん出てくるかなぁなんて期待だけで読み始めた。 植物より戦時中の人生がメイン…永豊と琴司の視点から語られているけど、2人含めてそれ以外のアイデンティティの描き方が豊かでしんどかったけど読んで良かったと思える作品だった。 最後の方にインドネシア独立の動きも書かれていて、これ美は傷(これも読みかけ)に出てきたやつだ…となったりして。 そして作者の葉山さんは、まさかの同世代という恐ろしい才能の持ち主というのを最後に本を閉じるときに知った…月と鼈って言葉体現。
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