
冥王星の祈り
@playlute_pu
2025年7月9日

ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林
鄭執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi),
鄭執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi),
関根謙(せきねけん),
関根謙(せきねけん)
読み終わった
翻訳大賞特集を聞いていてもたってもいられず、積み崩しで読み始めた。すごく読みやすい。
アービングと併読してるからどうしても比べてしまうんだけど、スッキリしててとっても読みやすい。
三作とも爽やかな作品では決してなく、晴れてる日が少ない印象なんだけど、天気が崩れることなく程よいくらいなとこもありサッサとしている感じ。でも一筋縄でいかないぷち曲者ばっかり出てきて、それが人生って感じ。
三作とも瀋陽という街が舞台なのだけど、瀋陽はかつて満洲、奉天が置かれた地でもあったこともさらりと書かれている程度でそのあたりもサッサとしている。でも、中国小説では当たり前の一族の関係性、表立っていないけどなんとなく鬱屈している感じのある人々の雰囲気魅力的だなと。
そしてインフルエンサーが出てくる現代の話を読むことになろうとは思わなんだ。三作ともいい話だった。