冥王星の祈り "ゴリラの森、言葉の海" 2025年3月16日

ゴリラの森、言葉の海
ゴリラの森、言葉の海
小川洋子,
山極寿一
なぜか読みかけで置いてあった本。本当に物凄くおもしろかった。養老先生の身体巡礼、骸骨巡礼と共に人間について考える大事な本だな。 ゴリラの生態についても愛おしく、歌でも歌わないと不安な自然の森のゴリラとか、容赦なく子殺しをするゴリラとか森に住む動物と人間の違いとか。しれば知るほど愚かな生き物だなと感じてしまう。 「人工物の中に生きていると、やっぱりきちんとした正解を求めたいわけです。不正解だでなければいいっていう曖昧さは許されなくなってくる。」という言葉にも本当に激しく頷く。人間が人間を加速させすぎている。私はもちろん人間で人工物の中でしか生きられないタイプだけど、まあいいでしょ生きてるしって言えるようなおおらかで自然と共存できる方向に向かっていきたいと思う。 山極先生、とても面白くてyoutubeの講義などいくつも拝見した。凄い人だった。(馬鹿丸出し)
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