
rina
@r_1_n
2025年8月8日

ばにらさま (文春文庫)
山本文緒
読み終わった
学生の頃『恋愛中毒』を読んだ気がするのだけど、記録が残ってなくて記憶も曖昧。もしかすると初めての山本文緒?という気がしないでもない。
恋人にしろ家族にしろ対人関係におけるささやかな違和感とかズレ、それ口に出したら終わるけどだまってるのはモヤッとするよねぇみたいなことがサラリと、でもちょっと立ち止まって考えたくなるような筆致で書かれていて、短編集とはいえ読み応えは抜群。「わたしは大丈夫」「菓子苑」「バヨリン心中」が特に好きだった。
次は積んでいる『無人島のふたり』を読もうと思う。





