
ウタカタ
@uta-ka-ta
2026年4月12日
宙わたる教室
伊与原新
読み終わった
やっと、やっと読めた。
そして同時に、これがドラマになって良かったとも思った。重力可変装置やランパートクレーターの理論は、ド文系の私にはなかなかスッと入ってこない。それがドラマでは映像として作成されているため、なんとなくのイメージを思い浮かばながら読むことができる。その点では、ドラマが先で良かった。
私は特に「オポチュニティの轍」が大好きで、通勤中に電車の中で読んでいたらうっかり泣きそうになってしまい、慌てて本を閉じた。科学部の面々にはそれぞれの学びたい理由があり、そしてその「触媒」となったのが藤竹だった。でもその衝突が、宇宙で例えるなら超新星爆発、とでもいうのだろうか。科学部を超えたクラスメイトや、全日制の生徒、果ては不良仲間まで、良い化学反応を起こしていく。新しい宇宙が生まれる。宇宙にはそれぞれの生態系ができ、進化を重ねていく。
ドラマを見た時も思ったことだが、学ぶことを純粋に楽しんでいることが、羨ましい。大人になっても日々勉強は必要だが、そこにはどうしても仕事に必要だからとか、そんな打算が混じる気がしている。混じらないことはない、とはいえ、宙わたる教室を読む(見る)と、純粋に勉強を、学ぶことを楽しんでいる姿に、どうしても羨ましくなってしまうのだ。