
ゆう
@suisuiu
2025年8月10日

ハンチバック
市川沙央
読み終わった
読み終わり、いろいろなインタビューや対談を読んでいる。市川沙央さんと荒井裕樹さんの往復書簡が凄まじかった。
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・複雑なことを複雑なままに描くこと。
・世間から守られると同時に遠ざけられてきた釈華の存在
・女性差別と障害者差別。二つの差別が交わる世界を生きる釈華
青い芝やリブの運動の底にあったのは、「いのちの問題を自分の手に取り戻したい」という主張だったと思います。自分はどう生きるのか? 自分は誰のために、何のために、子どもを産んだり産まなかったりするのか? どうしたら自分の人生を生き切ったことになるのか? 障害者や女性は、生命や人生にかかわることさえ誰かから決められてきたのではないか。だったらそれを私に返してほしい――そう、彼らや彼女らの主張は、緻密に調べれば調べるほど「生命を肯定したい」という素朴で単純なところに行き着くのです。
人と人が、同じ人間同士、互いの存在感をかけて向き合い、受け止め合うことを、ウーマン・リブの女性たちはしばしば「真ま向むかう」と表現しました。似たようなことを、水俣病の運動家の中には「相対する」という言葉で表現した人たちもいました。
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市川沙央⇄荒井裕樹 往復書簡「世界にとっての異物になってやりたい」
https://note.com/bungakukai/n/n3981d9af1052









