
泡沫(うたかた)
@reads2151
2025年8月10日

行人
夏目漱石
読み終わった
時間がかなりかかってしまった。家族や周囲の人間との「間」 空気とも言えるが、そこに何か仕切りがあると気づき、またなぜ気づいてしまったのかと考える。ただの考え方の違いなのか、それとも精神の違いなのか。長年一緒にいる人でも、こうした違和感を覚えることは少なくない。私にも、似たような「間」が気になって仕方がなかった記憶が多くある。私はその間を、人が人間であるために必要な「間」と考え、あまり深く追求しないようにしてきた。そのためか、この作品には同情するところが多い。

