
manjyu
@manjukichi
2025年8月10日

百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
買った
読み終わった
読書日記
池澤夏樹さんのガイドを先に用意できてたらもっと読みやすかったと後悔(検索かけるとプリントアウトできるものがすぐ出てきた)。
よくあるエンタメ的な展開とか、起承転結とかを期待して読むと挫折するだろうな…淡々と奇想天外な事柄が起こりつつ世代交代していく物語…かと思えば、交代なんかしてなかった、とかで。
このアウレリャノは、アルカディオは、そしてレメディオスは誰の子だっけ?と頁を戻りつつ、ゆっくり読み進め、ラストで「はぁ?!」と裏切られた気持ちにもなるけれど、改めて予言や一家のことを振り返りながら最後のアウレリャノの人生と、今まさに羊皮紙を読み耽っている姿を思うと、どっしりとブエンディア一族の存在を感じる…ような…。
最初のレメディオスが元気なままだったら、一家はもっと幸せだったのかなぁ。一族の子じゃないからはじかれたのだろうか…だろうか…
一人一人の人生を思うと、ほんと愛嬌あって、救ってあげたくなる人たちばかりで…
読んでる時はそこまで思ってなかったのだけれど、反芻すると色々浮かび上がってくる。
もう一回読むと違うんだろうな、と思いつつ、またあの世界に長らく浸かるのか、と思うとこれまた勇気のある話…どうしようか…
本当にネトフリで映像化するのかなぁ。
やるならちゃんとお金と時間をかけていただきたい。
素養のない私にもそう思わせてくれる作品ではあるということ。
族長の秋…読むべきか…。

