藤間あわい "傷を愛せるか 増補新版" 2025年8月11日

傷を愛せるか 増補新版
初めての感覚だった。これはまさに今の自分に「必要」な文章だと感じるのは。 お医者さんというと、社会的地位の高いなんでもできるスペシャリストのように感じる。けれども、決してなんでもできるわけではなく、そこには葛藤や戸惑い、無力感がある。そんなあたりまえと思えるようなことを、この本はしみじみと語ってくれる。 この本を読んでいると、今は傷を愛せずどこか見ないふりをしてしまう私も、いつか傷を愛し傷と共に生きることができるような、そんな気がした。
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