
画伯
@ggahak
2025年7月24日

ムーア人による報告
レイラ・ララミ,
木原善彦
読み終わった
『ジェイムズ』もそうだったけど社会構造のために生存が極めて不当に限定される環境下で生き延びるということは、勇気とか何か英雄的行為とか胸踊る手に汗握る冒険とかとはほど遠い、時に良心や正義に目を背けることもしなければならない過酷な道行きになるのだよな。いや、そんな環境を生き延びようとする強い意志は勇気としか言いようがないですが。そして生き延びたいから誰よりも恐怖し後悔もする。読み終えるのにかなり時間がかかったけど、エステバニコ(ムスタファ)の長い長い半生の記録、語りは時間をかけて読む方がふさわしいように感じる