
しをに
@remnkkswn60306
2025年8月8日

読み終わった
長らく止まっていたのを、ようやく読了。前作と違って、後半は前後だいぶ経ってからの遺骨収集の話がメインだったので、書き手も読み手も数十年のギャップと感情の置き所に別種の落差が出てくるなぁと思った。
どうあれ、一人一人の人生における記憶、感傷、感情はその人だけのものだ。そういう意味で、生前の祖父の語りを思い出した。
その上で、それらを読み手がどう受け取るのかは一つ一つまた、別の問題としてへ依存し得るはず。
時代の違いもあるけれど、「鉄の棺」との空気感の違いについても思うところあり。あらゆるできことは多面で多層だ、なんて当たり前のことを思った。