
しおり
@shiori7023
2025年8月12日

愛するということ
エーリッヒ・フロム,
鈴木晶
読み終わった
かつて読んだ
また読んでる
今から5.6年前、当時21か22歳くらいだったとき。
その時一緒にいたパートナーの束縛が激しすぎて「愛ってなんなのかなぁ」って思った際に本屋さんで出会ったのがこの本だった。
当時は難しすぎて半分も理解できたか怪しかったけど、今読み直してみて、私の中でこれが愛なんじゃないか?って思ってたものや愛に対する考え方ってフロムと似てるなぁって思った。
愛に正解はないし、人の数だけ定義なんて作れると思うから、あくまでこの本に書かれていることも「フロムの考え」程度に受け取っていいと思うけど、学べることや自分に問い直すことはできると思う。
彼の束縛も今考えれば彼にとって「愛すること」の形だったかもしれないし、その愛を愛として受け取るだけの器や技量が私にもなかったんだろうな。
メモ📝
母性愛について
本当に愛情深い母親になれるかなれないかは、すすんで別離に耐えるかどうか、そして別離の後も変わらず愛し続けられるかどうかによる。
恋愛とは
他の人間と完全に融合したい、一つになりたいという強い願望。恋愛はその性質からして排他的であり、全ての人に向けられるものではない。一人の人間としか完全に融合することはできないという意味においてのみ排他的。
利己的な人間はナルシシズム傾向が強く、いわば自分の愛を他人から引き上げ、自分に向けている。たしかに利己的な人は他人を愛せないが、同時に自分のことも愛せない。
集中できるということは、ひとりきりでいられるということであり、ひとりでいられるようになることは、人を愛せるようになるための必須条件のひとつである。ひとりでいられる能力こそ、愛する能力の前提条件。
愛の技術の習練には「信じる」ことの習練が必要

