愛するということ

212件の記録
- しおり@shiori70232025年8月12日読み終わったかつて読んだまた読んでる今から5.6年前、当時21か22歳くらいだったとき。 その時一緒にいたパートナーの束縛が激しすぎて「愛ってなんなのかなぁ」って思った際に本屋さんで出会ったのがこの本だった。 当時は難しすぎて半分も理解できたか怪しかったけど、今読み直してみて、私の中でこれが愛なんじゃないか?って思ってたものや愛に対する考え方ってフロムと似てるなぁって思った。 愛に正解はないし、人の数だけ定義なんて作れると思うから、あくまでこの本に書かれていることも「フロムの考え」程度に受け取っていいと思うけど、学べることや自分に問い直すことはできると思う。 彼の束縛も今考えれば彼にとって「愛すること」の形だったかもしれないし、その愛を愛として受け取るだけの器や技量が私にもなかったんだろうな。 メモ📝 母性愛について 本当に愛情深い母親になれるかなれないかは、すすんで別離に耐えるかどうか、そして別離の後も変わらず愛し続けられるかどうかによる。 恋愛とは 他の人間と完全に融合したい、一つになりたいという強い願望。恋愛はその性質からして排他的であり、全ての人に向けられるものではない。一人の人間としか完全に融合することはできないという意味においてのみ排他的。 利己的な人間はナルシシズム傾向が強く、いわば自分の愛を他人から引き上げ、自分に向けている。たしかに利己的な人は他人を愛せないが、同時に自分のことも愛せない。 集中できるということは、ひとりきりでいられるということであり、ひとりでいられるようになることは、人を愛せるようになるための必須条件のひとつである。ひとりでいられる能力こそ、愛する能力の前提条件。 愛の技術の習練には「信じる」ことの習練が必要
- kei@k32452025年7月27日読み終わったエーリッヒ・フロム著「愛するということ」読了。 2025/7 4冊目 ◎サマリ ・愛は技術である ・愛するとことと愛されることは表裏一体 ・母性愛と父性愛、そして神への愛にまで言及 ・規律と集中、忍耐。そして、自分を「信じる」ことが愛するためには必要 ・愛することが難しくなっている資本主義社会への問いかけ ◎書評 高校生の時、合唱コンクールで「信じる」という曲を初めて知った。 谷川俊太郎さんが書いた歌詞の美しさがとても印象的だった。 「葉末(はずえ)の露(つゆ)がきらめく朝に何を見つめる小鹿のひとみ すべてのものが日々新しい そんな世界を私は信じる 信じることは生きるみなもと」 何度眺めているだけでも美しさを感じる文章だ。 しかし、「信じる」という詩全体は少々理解が難しい。 「地雷をふんで足をなくした子どもの写真 目をそらさずに」 このフレーズがなぜ急に登場するのか。 高校生の時は理解ができなかった。 しかし、このフロムの「愛するということ」を読んですべて理解できた。 フロムは愛することは技術だという。この本は恋愛指南書ではない。 なぜフロムが愛することは技術という考えに至ったか、深い考察がされている。 愛を考える時の核となっているのが母性愛と父性愛。 すべてを受け入れる母性愛と権威的な父性愛。このバランスがとても重要であるということ。 そして、神への愛へと理論は発展していく。 資本主義社会では、市場における等価交換が原則となっている。 愛も「自分がここまで愛したんだから、お前も俺のことをここまで愛せよ」といったふうになる。 しかし、自分をもっと信じ、まずは自分を集中して忍耐強く愛すればそういう考えには至らないだろうというのがフロムの主張だ。 すべてのものを客観視しナルシシズムから脱却してこの世のものすべてを信じ愛すること、その大切さを谷川俊太郎さんは詩に込めていたのだろうと思う。 こんなの現代社会では難しいでしょ… フロムももちろんそのことは分かっている。難しいとわかりつつ挑戦することで、世界が少しでもいい方向を向き始めるのではないか。 自分も少しでも自分と他人を愛する努力をしてみたい。
- しょうがねえ、本でも読んでやるか@Livres2025年7月21日読み終わった観念的なことがずっと書かれているな、訳者あとがきが一番わかりやすくまとめられてるなと思っていたが、読了後に谷川俊太郎氏の帯コメントをみてハッとした。 言葉や行動等を不可解に思う際、往々にして受け止める側の度量や見識が足りない場合が多い。10年後とかにまた読みたいかも。
- goddess of the moon@selene2932025年7月21日読み終わった神のところ少し難しかったけど自分の経験と重なるところとか自分の弱さだったりこれから大切にするべきことの指標が見えた気がする 少し時間が空いてからまた読み直したい
- 霜@__frostnit2025年7月17日読み終わった2回目!前に読んだ時と比べて、全体像を把握しているなかで読めたからか内容が入ってきやすかった。新しく気づいたこともいくつかあった。前回読んでから空いた1ヶ月?くらいの期間で経験したことのなかにもすごく当てはまることが何個かあってびっくりした。読めてよかった、定期的に読み返したいなと思った。
- Ayyy@oOoOzzz2025年7月15日買った@ Otemachi One Towerフォーラム終わり、大手町oneの紀伊國屋にて 前から気になっていた本だったが、色々落ち込むことがあったのでこのタイミングで導かれるように購入。本買うだけで少し気分が上がる。少しずつ読み進めていこう〜
- さくらゆ@skryuh_2025年6月22日読んだ「誰かを愛するというのは、たんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。」 万人を愛せよ。人間の営みを愛せよ。 話はそれからだ。 ということかなと思いました。
- 霜@__frostnit2025年6月17日読み終わった看護師さんにおすすめしてもらったので読みました。あたまの隅で気になっていた本でもありました。 読めてよかった The art of Lovingを愛するということ と訳したのが現代の人にとっては手に取るきっかけによりなるなと思った、よかった。 愛は技術であって、習練が必要で、簡単に得られるものではない、職人がその技術を手に入れるのにすごくすごく練習を、技術を磨くことを、続けているように。 盲目的にまっすぐにこの人の考えを信じることってたぶんちがうから、自分で考えてこねこねしてそれでも取り入れたい!と思ったら取り入れるのがいいんだと思う。世界がひとつ広がった気がする。自分で自分を律する?こと、集中する練習をすること、忍耐すること、信じること、勇気を持つこと、たくさんがんばってみたいことが増えたな、自分の生を積極的にいきてみたいと思うようになった。
- さくら@saku_kamo_ne2025年6月11日かつて読んだほとんどの悩みが人間関係。自分の思いをうまく言葉にできず、相手の考えを聞き入れ受け止められなかった。 たくさん後悔して思うことは、どんな関係も「愛をもって築きあげたい」ということ。本当はつらい時に頼りたかったし、ただ話を聞いてほしかった。甘えさせてあげたかったし、悩みも全部受け止めてあげたかった。20歳の時に出会ってから、何度も何度も読み返している本。
- akamatie@matie2025年5月16日読み終わった愛する方法を解く本ではなくて、どう生きるのかを考えさせられる本だった。『夜と霧』の終盤に書かれていることにも重なった。 他人とのつながりを求めることは弱さじゃなく、むしろ成熟の証であって、自分も他者も尊重しながら生きていくという強くて優しい覚悟が必要なことが繰り返し述べられてた。 行為、決断、責任、努力 コツコツやっていくって、大切。 言葉がすっと入ってきて、読みやすい本でした。
- 𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪@fysminr2025年4月18日読み終わった@ 自宅おもしろすぎる 読んでいてすごくたのしかった! ここさいきん、自分のなかで考えていることについて深く触れていて、なんとなくのようでありながら、潮流に沿って読みものを手に取っているのだと感じた そして訳者があとがきに書いてあるとおりに読みやすくて、とても良かった 『私が証明しようとしたのは、愛こそが、いかに生きるべきかという問いにたいする唯一の健全で満足のいく答えだということである。』 『愛の可能性を信じることは、人間の本性そのものへの洞察にもとづいた、理にかなった信念なのである。』
- ねこ@notoneko252025年4月16日図書館で借りた。 p50 したがって尊重には、人を利用するという意味はまったくない。私は、愛する人が、私のためにではなく、その人自身のために、その人なりのやり方で成長していってほしいと願う。誰かを愛するとき、私はその人と一体感を味わうが、あくまでありのままのその人と一体化するのであって、その人を、私の自由になるようなものにするわけではない。 p91 誰かを愛するというのは、たんなる敷しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。 もし愛がたんなる感情にすぎないとしたら、「あなたを永遠に愛します」という約束にはなんの根拠もないことになる。感情は突然生まれ、また増えていく。もし自分の行為が決意と決断にもとづいていなかったら、私の選は永遠だ、などとどうして言い切れるだろうか。 p94 隣人をひとりの人間として愛することが美徳だとしたら、自分を愛することだって美徳だろう。少なくとも悪ではないだろう。自分だってひとりの人間なのだから。そのなかに自分を含まないような人間の概念はない。自分を排除するような理論は本質的に矛盾している。 p176 精神を病んだ人はおしなべて、客観的にものを見る能力が極端に欠如している。正気を失った人間にとって、存在する唯一の現実は、自分のなかにある、欲望と恐怖がつくりあげた現実である。
- Sato@yurerupurple2025年4月6日読んでる@ バーホンジツ題名に惹かれて読み始めたが、正直いって読みづらい。 高評価を推してる皆さん、これを最後まで読んで理解するのはすごいな…とおどろきながら読んでいる。 かなり集中力がいるので、通勤列車以外、カフェやバーで読もうと思う。
- わのむら@V_of_02025年3月14日読み終わったまた読みたい愛するには、確信にもとづく信念と、集中と、能動性が必要。納得できるところ、噛み砕けないところ、いずれもたくさんあったが、読んでよかった また折に触れて読みたい
- ねう@neuawai2025年3月8日買った読んでる学び!ずっと気になっていて、やっと読んで見ているんだけれど、想像以上に心理学や哲学をベースにした「愛するという技術」についての本だった。 とても好き。学びになる。 今で40%くらい。まだまだ読みます。
- ねう@neuawai2025年3月8日読み終わったまた読みたい学び!一気に最後まで読了! 神への愛や宗教というもの、資本主義社会といった人間社会の根本にある問題点などにも言及しながら、「愛する」ということについて、愛着や幼少期の環境などの観点も交えて論じていて、とても興味深い内容だった。 自分は今まで、どの愛情のパターンになっていたんだろう? 今はどのように変化しているんだろう? そんなことにも想いを馳せながら、読んでいった。 何度でも、期間をあけて読みなおしたい本だな、と思った。
- ねう@neuawai2025年3月7日読んでるずっと読みたいと思って気になっていた本。 パートナーと大きな壁をのりこえて、ようやく仕切りなおしとなった今がタイミングかなって思って、購入してみた。 愛することは技術。 そして人格が成熟していないとできない。 本当にそうだよなぁ。 今日はひたすらこれを読む。
- きりん@ccccc52025年3月7日読み終わったすごく面白かった。愛は技術か〜 愛の能動的な性質 配慮、尊重、責任、知 客観的に考える能力が理性。理性の基盤となる感情面の姿勢が謙虚さである。 理にかなった信念 信じる
- Rie@rie_bookdam2025年3月5日読み終わった@ 自宅愛というものを誤解していたし、私は全く知らなかったんだ(学んだことがなかったんだ)ということが分かった。一度読んだだけでは理解できず、繰り返し読む本になりそう。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年8月8日読み終わった『自由からの逃走』以来20数年ぶりに読む、エーリッヒ・フロム。 「愛は技術である」というところから、非常に心地よかった。 聖公会系の高校でさんざん学んだにも関わらず、やはり神の概念は本質的には理解し得ないところがある。ので難しい内容もあった。 「愛するには勇気と信念が必要」とのこと。個人的には、このタイミングを待って読んで良かった。学生時代に読んでおきたかった、という多少の後悔はありつつ。