のん "百年の孤独" 2025年8月12日

のん
のん
@norie1010saran
2025年8月12日
百年の孤独
百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
約1ヶ月かかったけど読了。 おとぎ話のようだけど、とある一家の歴史の話。 こういうのをマジックレアリズムって言うらしい。 最初の方はブレンディア家とマコンドのわちゃわちゃ発展していく過程が可愛らしい昔話みたいやったのに、途中から政治っぽいものが出現し、正義を掲げて戦争っぽいものが起き、産業革命的な流れがマコンドに流れてきて、資本主義の象徴っぽいでっかいバナナ会社が立ち、バナナ会社が労組と対立して労組含む一般市民が軍隊に弾圧され、自然災害が起き、人が去り、街が廃れる。 100年の間で怒涛の時代変化が起きて、ブレンディア家がその波にしっかりと溺れていく様が描かれている。ブレンディア一家の家に定点カメラを置いて観察してるようにら感じた。 ウルスラ母ちゃんチャキチャキ元気な人やったのに、当たり前にボケてきて亡くなる。人が亡くなるのは当たり前だけど、定点カメラで100年以上も撮り続けると情のわいた人達とはいえちゃんと天国に召される。会ったことのある遠い親戚が亡くなるような寂しさがあった。 亡くなる瞬間が「悲しい」「え!サクッと召された!」「っぽい召され方、いや、召し方やな」と個性的なのが印象的だった。 最後は「えーーー!急に怖いかも!ポーやん!」となった。 何年後かにまた読みたい!
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