
おかん
@okan
2025年8月24日

存在のすべてを
塩田武士
読み終わった
最初から読み返して2週間くらいですかね。読み終わった。
とても文章が緻密。根気はいる。飽きるわけではないが、離れてしまう気持ちは分かる。
人と人との繋がりが、本当に全てだと実感する。愛という単語では語りきれないほど、濃密な物語。
「怒り」のラストみたいな、絶対に守る約束と、それを遂行する重さと胆力を、登場人物の責任感から感じ取れる。言葉の節々に重みを感じるし、人間を書いてる。実を見ている。
読めてよかったと思う。当事者しか分からないことだらけ。今も昔も。そこに自分が立ち入ることができなくても、記事に対してニュースに対してただリアクションするだけじゃなく、そこに何があるのか、人々の想いを汲み取れるような考え方を持ちたい。
写実に焦点が当たっているからこそ、実に緻密な文章表現だったのかと思うのは安易だろうか。
ホキ美術館へ行ってみよう。
追記。「情熱と非効率は親和性が高い」
この言葉はすごく残っている。どんな形であれ、不格好であれ、熱量があれば万事解決に向かうことができる。行動を起こすこと、継続すること、思い続けること。とても大切な言葉にして、今後活動していく。


