存在のすべてを

59件の記録
- よみみ@yomir2025年10月11日読み終わった感想タイトルで気になって図書館で順番待ちした本。うーん、普通でした。 最初の方は二児同時誘拐とかで面白い!どうなってるの?!って感じだったけど、中弛みというか要らない登場人物・それにまつわる描写が多すぎると感じてしまった〜。 終盤、家族愛…おぉ…!と泣きそうになってたのに最後これかーい。で涙も引っ込みました。 最近「世間はこう思ってるけど事実はこうなんです…!」みたいな作品が流行ってるのかな、それはいいと思うけど善意によるものだとしても犯罪に加担していいことはないと思った。その点この作品は終わり方にまだ現実味を帯びていて良かったと思います。タイトルと内容も合っててそこはよかったね〜。 (以下ネタバレ注意です!) 個人的には同級生の里穂についての描写は恋愛要素だから好きな人もいるんだろうけど私は要らないかなって思う、里穂の要素入れるならもっと父母や亮本人に焦点あてる割合を割いて欲しかった。 里穂のストーカーもこれいる??だったら亮からみた父母への思いとか逆に亮から見た里穂を描写して欲しかった〜。 あと同時に誘拐されたもう一人の子が現在犯罪者になってるのもこれいる?書いたことでなんの影響があったのかな、私にはわからなかったよ〜。 視点もコロコロ変わるし、全体的にとっ散らかってる印象。 育てのお父さんにはもう会えないんだろうなぁと思った。優美置いていなくなってる時点でね…悲しいです。隠されるべき才能ではない彼の作品が世に出ている描写がなかったのがそういうことだよね。そこは切ないけどご都合主義ではなくいいと思った。
- よみみ@yomir2025年10月9日読み始めた図書館で順番待ちしてたのがきた!ちなみに本屋大賞関連は今まで2冊しか読んでないけどどっちも合わなくて苦手だった笑 けどこれはテイストも違うし大丈夫じゃないかな?という予想。 思ったより大きい本だけど持ち運ぶよ〜。
- おでんち@odenchi2025年8月30日読み終わった順番逆だが『踊りつかれて』に続いての塩田先生の作品 2作しか読んでないがいつもテーマ曲がある? 作中に出てくる洋楽の1曲がずっと流れている感じがする 主題は、時効も過ぎている30年前の誘拐事件の身代金受け渡し劇から、誘拐された子が戻るまでの空白の3年間にシフトしていく 『踊りつかれて』もそうだったが事件はキッカケでしかなく、描きたいものはその裏の話なのね ミステリーの皮を被った人間ドラマやね! 人間ドラマとしては揺れ動く心情を細かく描いて切なさに涙するほど感動的
- おかん@okan2025年8月24日読み終わった最初から読み返して2週間くらいですかね。読み終わった。 とても文章が緻密。根気はいる。飽きるわけではないが、離れてしまう気持ちは分かる。 人と人との繋がりが、本当に全てだと実感する。愛という単語では語りきれないほど、濃密な物語。 「怒り」のラストみたいな、絶対に守る約束と、それを遂行する重さと胆力を、登場人物の責任感から感じ取れる。言葉の節々に重みを感じるし、人間を書いてる。実を見ている。 読めてよかったと思う。当事者しか分からないことだらけ。今も昔も。そこに自分が立ち入ることができなくても、記事に対してニュースに対してただリアクションするだけじゃなく、そこに何があるのか、人々の想いを汲み取れるような考え方を持ちたい。 写実に焦点が当たっているからこそ、実に緻密な文章表現だったのかと思うのは安易だろうか。 ホキ美術館へ行ってみよう。 追記。「情熱と非効率は親和性が高い」 この言葉はすごく残っている。どんな形であれ、不格好であれ、熱量があれば万事解決に向かうことができる。行動を起こすこと、継続すること、思い続けること。とても大切な言葉にして、今後活動していく。
- Shiori@naughtyrundy2025年8月16日読み終わった久々超大作。最後泣いてしまったほどよかった…! 血の繋がりはあるけれど愛のない家族と血の繋がりはないけれど愛のある家族。どちらが正しいと言えるのか。私的には恋愛小説としても好きだった。
- あんこちゃん@anko2025年7月7日読み終わった借りてきた一文たりとも過不足なく絶対的に必要で、この小説こそ写実的な印象を受けた。序盤中盤終盤と主役が代わり、テーマも変わり、それでも山と海と空が文句がつけようがなく混ざり合ってるような。 本当に素晴らしかったんだけれど…ラストだけは変えてほしいと思ってしまった。感情移入し過ぎて。
- よ@h___432025年6月29日読み終わった中盤ちょ〜〜〜〜っとだけダレる感じもあるけど、それを差し引いても後半の真相が明らかになっていく流れが読んでて気持ち良かった これだけいろいろな絵が出てくるのに何か分からない表紙の絵を謎に感じていたけど、伝える人と引き継ぐ人、野本夫妻と亮、彼らを守って支えて朔之介と酒井、途切れることなかった刑事と記者の真実への思い、全部が繋がりとか結びつきとか、そういう意味でこの絵よりもこの話に合うものはないなと思った
- おもち@omochi____s2025年4月13日読み終わった二児同時誘拐事件から始まりそれを追う刑事さん目線かと思いきや全くそれだけではなかった。事件の真相を追いつつも天才画家や新聞記者そして家族についての物語が展開されていく。終盤切なくて泣いてしまった。読み応えのある一冊。
- なつみ@t_7232025年3月14日読み終わった塩田さんは「罪の声」もそうだったけど犯罪にあっても「真実は人の数だけある」を痛感させられる… 息子がいるから亮くんとの別れを想像しては途中からしんどくなってたよ…ほんと…「いた」から「いない」になるのが想像つかないのがこどもとの生活だからさ…! 読了後、なかなか戻って来れない本だな。
- Whim@whim2025年3月12日読み終わった話がめっっっっっっっっちゃ長い!!!!!展開がたくさんあってどうまとまるんだこれー!って感じだったけど、6割超えたあたりからボロボロ嬉し泣きしながら読んでた…。長い間両片想いからのお互いの気持ちの伝え方が良すぎるシーンで心臓とれました。
- 🦆@dyslexia-kamo2025年2月2日読み終わったすごかったな、好きか嫌いかと聞かれればどちらとも言えないけど、良かったか良くなかったかなら良かった。 すごかった、別になんか、スッキリとかでもないし、ほっこりでもないし、どっちかっていうと理不尽だし、ただ、そうまとまるんだなあって思って、読んで良かった。 知った状態で頭から聞きたい気持ちもあるんだけどちょっと長いので聞き返すのが大変。言語化がまだ追いついていないのでゆっくり思い返しながら考えたい。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年2月18日読み終わったずっと読もうと思ってたのに、本屋大賞ノミネート後になってしまった。そしてまた泣かされた。警察ものは少し疲れるかな、と思いながら読み始めたら、流れるように主役が代わりそこから一気に。今回も、とても良かった。