りおかんぽす "去年、本能寺で" 2025年8月12日

去年、本能寺で
最終章「去年、本能寺で」 メタメタですやんw 短編集でないことは分かった。他の話もいちおうここに収束している。 信長という存在は大変だよなあと同情してしまう。どうしても本能寺は越えられず、光秀が寄り添い、しかし後を継ぐサルは碌でもないと。 物語に「信長」という名を出すだけで、いろいろな設定が自動的にセットされる。強力。なので物語に使いやすい。 前作「コード・ブッダ」に引き続いて面白い物語でした。前作は大与太話でしたが、今作は各章それぞれに描かれている世界だけでなく、その後ろにも豊かな物語が流れている。そこから導かれる史実の世界も楽しい。 ありがとうございました。
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