
こここ
@continue_reading
2025年8月13日

読み終わった
ジュディスバトラーを読む中で、フーコーについて知りたいなと思い手にとった。
後期フーコーの思想を権力論から統治論への展開として捉えた本。
人は統治される。人は人を統治するために、己自身を統治する。
自己の導きと他者の導きの関係によって構成される自己。
政治とは他者からの導きとしての統治への抵抗、蜂起、対決とともにうまれる。
統治とは真理による主体化であり、国家による自己の統治としての人の統治の真理は「市場」であり、新自由主義型統治性の特徴は、社会の構成単位を「企業」とし、競争という理念のもとに個人と社会を組織しようとすること。
統治論から見た「啓蒙」とは、自己と他者の導きの関係により構成された自己が、自ら振る舞いのありようを問題化し、今みずからがおかれている統治の関係を変えること。
人は啓蒙を意志し、勇気を出し、これをあえて引き受け、啓蒙という集合的なプロセスに個人として主体的に加わる。








