今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方

今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方
今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方
箱田徹
講談社
2022年12月15日
4件の記録
  • ジュディスバトラーを読む中で、フーコーについて知りたいなと思い手にとった。 後期フーコーの思想を権力論から統治論への展開として捉えた本。 人は統治される。人は人を統治するために、己自身を統治する。 自己の導きと他者の導きの関係によって構成される自己。 政治とは他者からの導きとしての統治への抵抗、蜂起、対決とともにうまれる。 統治とは真理による主体化であり、国家による自己の統治としての人の統治の真理は「市場」であり、新自由主義型統治性の特徴は、社会の構成単位を「企業」とし、競争という理念のもとに個人と社会を組織しようとすること。 統治論から見た「啓蒙」とは、自己と他者の導きの関係により構成された自己が、自ら振る舞いのありようを問題化し、今みずからがおかれている統治の関係を変えること。 人は啓蒙を意志し、勇気を出し、これをあえて引き受け、啓蒙という集合的なプロセスに個人として主体的に加わる。
  • aino
    aino
    @aino8
    2025年6月20日
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2025年4月5日
  • memo
    @winkmoon
    2023年10月18日
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