
まっつ
@mattus_123
2025年8月13日

読み終わった
借りてきた
人に頼ることが苦手なので、少しでも「頼る」という動詞に対してポジティブな気持ちを持てるように借りてみた。
すぐに変わることは難しいけれど、ちょっとずつ他者を頼れるように。そして、自分もまた他者を助けられるようになりたいな〜
【以下、本文より引用】
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弱い責任とは、自分自身も傷つきやすさを抱えた「弱い」主体が、連帯しながら、他者の傷つきやすさを想像し、それを気遣うことである。そうした責任を果たすために、私たちは誰かを、何かを頼らざるをえない。責任を果たすことと、頼ることは、完全に両立する。
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子育て、介護、親代わりの家事育児など、1人では到底抱えきれない責任を、当事者以外の他者、もしくは社会がサポートできる体制を作るべきという理想論が展開されていた。この理想論が本当に実現した場合、少子化、ヤングケアラー、介護と仕事の両立などの諸問題の解決の一助になるだろうなあ。ので、本当に実現されればいいのになあと思う反面、人手不足で皆が目の前のタスク達成に精一杯な今の社会を鑑みると、本書で挙げられている理想論の実現はまだまだ先になりそうなことも理解できる。
とはいえ、テクノロジーの進化は時に私たちの想像を超える場合もあることを考慮すると、某ネコ型ロボットのような、人のケアを行い、責任の一端を担えるような存在が出現する可能性もゼロではない。諦めるのは時期尚早かもしれないなあ。