
白玉庵
@shfttg
2025年8月14日

俺の文章修行
町田康
読み終わった
最初のほうはちんたら読んでいたのだが、途中でごん、とスイッチが入り夢中になってしまった。私自身は文章を書きたいとは全く思わないのだけれども、今まで読んできたいろいろな本が、なぜそうも惹きつけられるのか(またはなぜそうもクソ、時間の無駄と思うのか)が懇切丁寧に、かつすごいグルーブで書かれていた。178ページからあとが圧巻。
こんなに手の内を明かしてしまって町蔵は大丈夫なのだろうか、いや、唯一無二で真似できるものなんていないから大丈夫か。
糸クズ、雑な感慨、一発を心の神棚に掲げておきたい。文章術のようなものでこんなに感動するとは(救済されたのかも)思わなかった。
図書室から借りてきたけれど、座右本として買います。









