久保みのり|書店よむにわ "書きたい生活" 2025年8月14日

書きたい生活
書きたい生活
僕のマリ
そう、売れないのは怖くない。でも、誰の心にも響かないのは怖い。たくさん売れてなんとなく読まれるより、少ない部数でも誰かの心に深く突き刺さってほしいと思った。この三年間、そういうものを書いてきたつもりだった。嫌いでもいいから、見つけてほしい。(p.014) 僕のマリさんすごく好きなんだけど、奥底にある激情みたいなものが気になるのだろうな。嫌いでもいいから見つけてほしい、そんな想いで書くからちゃんと届く。読者に媚を売らないからこそ、いい。正直な文章は本音と建前で板挟みになって疲れている人の心に寄り添う。『常識のない喫茶店』も、まさにそんな感じ。
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