
大森弥希
@mitsukiomori
2025年8月10日

新装版 虚無への供物(上)
中井英夫
読み終わった
借りてきた
@ 自宅
ここではこのエディションしか出てこないけれど、実際には二〇〇〇年東京創元社刊行塔晶夫名義のエディション(全一巻)で読んだ。前半は登場人物たちの推理合戦が行われ、国内外の推理小説がふんだんに引用され、これはギャグではないか? と思うような、おもわず笑ってしまう台詞も多い。後半になるにつれシリアスな展開となり、一九五〇年代に実際に起きた事故や事件の引用が効果をあげ、我々推理小説を楽しむ読者のモラルが問い直される。


