
nami
@sun_jbm
2025年8月14日

こころ
夏目漱石
再読した
高校生の頃、夏休みの課題図書として読んで以来、何度読んだだろう。ストーリーももうよく分かっているはずなのに、毎度自分が当事者になったような苦しさを覚える。Kはお嬢さんへの思いと己が志す道への思いの矛盾で苦しみ抜いたに違いない。作中に出てくる「僕は馬鹿だ」という台詞を読んだ時は心が千切れそうになった。先生からの手紙を受け取り事の真相を知ってしまったにも関わらず、奥さんに話すこともできない主人公はこの後どうやって生きていったんだろう。
