
book & wine 方方
@houbou_enzan
2025年8月15日

若きウェルテルの悩み
ゲーテ,
酒寄進一
読み終わった
想像以上によかった。
「ゲーテはすべてを言った」を読んだので、今年ぜひゲーテを読みたかったので満足。ゲーテらしい名言もあちこちにあった。今の年齢で読んだのも良かったのかもしれない。
とにかく独白の勢いがすごくて、これはなんなんだ?と酩酊感を感じながら読み終えて、解説までいったら、実は、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」には、翻訳する上で底本となる作品が二つあり、初版と改訂版で、この「勢い」がまったく違うらしい。初版のほうが、贅肉のつく前の粗削りな直情がよく表現されているとのこと。
この光文社古典新訳文庫の訳は、すごく自分に合ってたのかもと思った。この勢いに乗せられるかのように、最後まで一気読みであった。


