
ゆたか
@DaYut-kit
2025年8月15日

読み終わった
透明な夜の香りの続編を読んだ。
前作同様、文字から匂いが漂う。
ただ、本作は基本色のイメージしか浮かばず、前作ほどキラキラを感じなかった。もちろん香りの描写が本作の本質であり、それに関しては圧巻の面白さだった。むしろ、本作の方がより匂いと記憶がイメージしやすく、ネガティブな感覚を受け取ってしまった。
それでも、前作の方がより好きだ。
おそらく、私は前作の一香さんの心理描写に心を奪われたのだろう。本作を最後まで読み、一番最初に浮かんだのは”一香さん、幸せになってほしいな”だった。フィクションの人間に対して思う感情ではないのかもしれないが、そう思う。


