
pamo
@pamo
2025年8月15日

読み終わった
感想
図書館本
このアプリで知って気になっていたら、図書館のおすすめ棚に並んでいたので。
自分自身もつながるのが嫌いで、なるべくつながらずに生きていたい。
しかし例えマイノリティでなくとも、やっぱりつながらない人はつながる人に比べてビハインドになる(学校のノートの貸し借り、ママ友の情報ネットワーク、会社の社内政治や飲みニケーション・タバコミュニケーションetc)
マイノリティは、マジョリティよりもずっとそのビハインドが切実だ。
知り合いに、全国的にニュースになった大事故に巻き込まれた被害者がいる。トラウマの対処として「被害者の会」に参加していたが、しかし自身の被害は軽度だったため、重篤な被害を受けた人たちの切実ぶりを前にして引け目を感じ、その会からは遠のいてしまったそうだ。
マイノリティの支えとしてコミュニティがあるが、コミュニティというものはとかく、人との相違を感じさせることから逃れられない。
正直、読んでいて「世の中なんてそんなモンでしょ」という気持ちもある。歳をとればとるほど、今の世の中がこうなっている理由も分かってくる。
そういう意味では100%この本に賛同する気持ちにはなれないのだが、しかし自分の中に根深く染み付いた先入観に気づかせてもらえるという点では読んで良かった。
この方がこの先どのように生き、どのように考え、何を書いていくのか、気になる人だ。



