
🧵koyomi
@sak1_bys
2025年8月16日

盲目的な恋と友情(新潮文庫)
辻村深月
読み終わった
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
「彼の手が、音の渦をこねる。」
「綻びは、それからすぐに、やってきた。」
「耳元で、選ばれた、という声が弾けた。」
「感謝は、ないのか。
と思ったことで、初めて、私は、自分が祝福など、していないことを知った。」
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
愚かで可愛そうで上手くいかないに決まっているのに、蘭花を応援しちゃう私がいた。
恋の執着よりも、友達への固執の方が個人的には何倍も怖いな。
最後の「え?あ、」はこれまで何度も辻村深月作品で感じたもので、やっぱりこの人の作品は好きだ。


