
わらびもち
@CitrusRetic_9
2025年8月15日

読み終わった
めちゃくちゃ面白かった。完全に理解できた訳ではないけども。
円城さんの本、以前「屍者の帝国」を読んだ時にちょっと読みづらい印象を持ってしまって、あまり手を出していなかったのだけど、この本はあまり苦戦しなかった。
「人工知能とは?"人間らしきもの"と人間の境とは?では"人間らしきもの"にとっての宗教とは?」というテーマの思考実験を突き詰めたようで、ずっとワクワクしながら読めた。
少し前に東洋哲学(&仏教)の入門書を読んでいたのだが、その時の知識がめちゃくちゃ役立った。
「あーこれって要するに実際の仏教でいうところのアレね」と、ニヤリとすることができる部分が結構あった。これがあるかないかで、この本の面白さが大幅に変わるような気がする。
途中、コンピュータ史的な話も出てきたが、私はそちらにはちょっと疎いので、「たぶん元ネタがあるんだろうけどわからない…悔しい…」という部分もあった。
あとは、仏教×SFという意味では、宝石の国も少し彷彿としたりして。
やはり仏教の教えってスケールでかいな、と思ってしまう。そういう意味では、意外とSFと親和性があるのだろうか。
(というか、むしろ仏教的世界観それ自体がSFじみてるのか)






わらびもち
@CitrusRetic_9
追記。うっすらと、「これっていわゆる『シリアスなギャグ』ってやつか…?」と思っていたのですが、皆さんの感想をみて「あ、やっぱりギャグって認識で良かったんだ」と思いました。