
みー
@mi_no_novel
2025年8月16日

涙の箱
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
お盆休み読書週間2025
@ 自宅
ずっと気になっていたハン・ガンさんの童話💐
韓国文学を読んだのは初めてだったけれど、「童話」と言われることもあってか、とっても読み易かった!
「時おり、予想外の瞬間に、私たちを救うために訪れてくれる涙に感謝する。」
泣き虫の主人公・涙つぼちゃん。ある日、涙を集めているおじさんと出会ってから、彼女の人生は変わる💧
「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、きみの涙は純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」
この一節が特に心に残った。なんて詩的な小説なんだろう……と思ったら、ハン・ガンさんは小説よりも先に詩でデビューされていたみたい。
今度は詩集も読んでみたいな📚



