ヒナタ "ジョゼと虎と魚たち" 2025年8月16日

ヒナタ
ヒナタ
@hinata625141
2025年8月16日
ジョゼと虎と魚たち
帰省先で初めて入ったカフェの本棚にあったのでひさびさに手に取った。家にもあるのにね。いくつか再読。 「お茶が熱くて飲めません」 数年ぶりに訪ねてきた元恋人との再会のひととき。ユーモラスで好き。おせいさんの大阪ことばはいいなぁと、最初の一編から引き込まれる。 「恋の棺」 自分に気のある甥っ子と過ごす夏のホテルの一日。全然いやらしくないのに官能的。タイトルも好き。 「ジョゼと虎と魚たち」 これ文庫でもたった25ページしかないんですよね。これをいっさいの中弛みのない長編映画用の脚本に仕立てた渡辺あやすごい。原作ももちろん好きです。ジョゼが恒夫を揶揄うように「管理人」と呼び、恒夫も恒夫で「管理人としましては…」とか言い合ってるとことか、日常と言葉に溶けとむ愛。
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