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ヒナタ
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@hinata625141
  • 2026年2月28日
    共感と距離感の練習
    読みたいと思ってそのままになっていた小沼理さんの『共感と距離感の練習』、本屋で目に止まってふと今日だなと思って買って読んだ 吉田修一さんの初期の作品読み返したいなーと思ったり、韓国のクィアパレードの熱気を自分まで浴びたような気がしたり、ryuchellのことを思ってしんみりしたり、ガザへの空爆が始まったころのことを思い出したり今日はじまった戦争のことを考えたりした。 真摯で、簡単に結論を出さないしぶとさがあって、そしてやわらかな文章、とても好きだった。今読めてよかった!
  • 2026年2月25日
    越境のアーティスト 富山妙子
    越境のアーティスト 富山妙子
    先日行った『いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年』ではじめて知った富山妙子さんについての本を読んだ。 負の歴史や政治問題から目を逸らさない女性画家が日本にいたことを知れて良かった。植民地主義の犠牲者や軍事政権に抗う市民にアーティストとして寄り添うことをまっとうした人生がほんとうにかっこいい。
  • 2026年2月24日
    きのう何食べた?(25)
    年齢を鑑み、何かあったときのためにって養子縁組の書類にサインしてくれるようケンジに頼み込むシロさん見てつらくなった。連載始まって十年も過ぎたのに同性婚はまだ実現しないままで、賃金は大して上がらないのに25,000円だった食費は50,000円になって、ほんとに誰のための社会なんだろう 連載当初はそんなに長く連載するつもりはなかったかもしれないけど、今となっては長く続いたことによって、現実の社会の変化も変化しなかったことも見つめる作品になったこと、すごいなって思ってる
  • 2026年2月23日
    Talent-タレントー 1
    Talent-タレントー 1
    描かれている2000年代の、今よりも湿度の高い空気感がちゃんと伝わるのがすごい。平成から令和の変化を描くとのこと、主人公たちと同世代なので楽しみ。ドラマオタクとしても!
  • 2026年2月22日
    書店員の怒りと悲しみと少しの愛
    書店員の怒りと悲しみと少しの愛
    本屋で働いたことはないのだけど本屋が好きで週2くらいで本屋に行く人間として複雑な気持ちで読んだ。 本屋で働く人を搾取しないでほしいし本屋が儲かる仕組みになってほしい。個性的な個人書店ができるのももちろんうれしいしそういう本屋も儲かってほしいけど、誰もが無料でアクセスできる文化と情報のアクセスポイントとして「普通の本屋」がたくさんある国であってほしいよ… とりあえず出版社は書店員さんにプルーフ読ませ感想までもらうなら金を払ってほしいし、付録を雑誌につけたいならその作業を書店に押し付けないでほしいです
  • 2026年2月18日
    愚か者の身分
    愚か者の身分
    映画も原作も好きすぎてついにコミックにも手を出してしまった。原作小説をこれだけのページに納められるクールな構成がとても好み。絵も好き。とくにタクヤが美人。
  • 2026年2月16日
    プレイ・ダイアリー
    日記文学という形、とてもいいなと思う。肌に合う。読みながら出てきた小説を注文したり、自分も行った展覧会のことを思い出したり、自分の人生とも交錯するかんじ。 大前さんの小説、初読みだった。他の小説も読んでみよう〜
  • 2026年2月14日
    プリズン・サークル
    同名の映画を制作した坂上香さんによるノンフィクション。自身の過去や事件について語り、互いに耳を傾け合うTCという日本ではまだめずらしい刑務所における更生プログラムがテーマで、映画でも見たTCの様子や参加者の個別のインタビューに加え、本書では出所した受刑者たちのその後の人生や監督の思いも読めて良かった。 荒んだ環境で育ってきた彼らは感情を鈍化させて生きるしかなくて、自分は悲しかったのだということさえもなかなか言葉につながらない様子に胸が痛くなる。語り合うことは相互ケアの場でもある。このプログラムもっと広がってほしいけどなかなか日本では難しいらしい…
  • 2026年2月8日
    武器としての世論調査
    いつも選挙情勢報道をまとめてくださる三春充希さんへお礼がわりに著書『武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える』を読みました。 世論調査や情勢報道の意味、選挙制度の問題点など、実際の調査や選挙結果などたくさんのデータを元にした解説がとてもおもしろかった。 多数派が正しいとは限らない、そして民主主義とは選挙だけじゃない、というような言葉を今日読めてよかったなと思う。 〈私たちの政治参加は様々です。 /文章を書き、詩をよみ、歌をつくり、音を奏で、悩み、決断し、話し、投票し──そうした全ての表現を放つことで、社会を少しずつ動かせるはずなのです。〉
  • 2026年2月6日
    後ハッピーマニア(6)
    カヨコは高橋と、フクちゃんはヒデキと、別れることがゴールであり新たなスタート。20代の頃はあんなに仕事が続かなかったカヨコがこの歳になって天職と巡り会えたのがわたしはほんとうにうれしいよ😭海に飛ぶラストシーンも胸熱だった。テルマ&ルイーズレベルに不遜な二人だけどこれからも元気にしぶとく生き延びる。後期高齢者なカヨコとフクちゃんの『後々ハッピーマニア』も待ってるからー!
  • 2026年2月6日
    光と糸
    光と糸
    〈過去が現在を助けることはできるか? 死者が生者を救うことはできるのか?〉 彼女がその身を削るようにして書いた「何があっても人間であり続けること」を問う物語が存在する世界でよかった。 彼女の小説は今を生きる人だけでなく、未来にいる人もきっと救うと思う。 小さな庭で鏡を使ってちまちまと植物に日を当てている日々の様子も想像して心洗われた。日常は大事。
  • 2026年2月4日
    現代ファシズム論
    最悪の二月の選挙直前のタイミングで読めてよかった! 第二次世界大戦後から高市・トランプの現代までカバーする、世界と日本の民主主義の変容とそれを動かしてきた経済の話。政治と経済は表裏一体。わたし自身、経済のことあまりよくわかってなかったのでこの本を読んだことで政治への解像度が上がった気がする。 また、安保闘争は結果として(強行採決とはいえ)安保条約は締結されたので「止められなかった」印象が強かったのだけど、安保改定の次は改憲に取り組むことを明らかにしていた岸内閣を退陣に追い込み、自民党に改憲を断念させたという側面があることをこの本を読んで知った。 この国には市民運動によって改憲を止めたという経験があるということ、知れて良かった。
  • 2026年1月31日
    マルチの子
    側から見れば何もかもがおかしいのにずぶずぶと自ら嵌りこんでいく。 あとがきで自分もマルチにハマって借金を作った経験のある著者が、マルチにハマりやすい人の特徴として挙げているのが、自分に満足できてない人、勉強熱心な人、自己評価の低い人。そんなの全く当てはまらない人のほうが少ないんじゃないかと思って怖くなる。 『愚か者』シリーズもそうだったのだけど西尾さんの作品は、反社会的な世界が他人事には思えない。おばあちゃん子で、親バレを恐れ、承認欲求の強い真瑠子は、私だったのかも知れないのだから。 終盤の怒涛の展開も救いのあるラストもとても良かった。
  • 2026年1月29日
    愚か者の疾走 (徳間文庫)
    紙の本で買うのを待てずに電子版で読んだ。『愚か者の身分』の後日譚。身分を読んだり見たりした人全員に読んでほしい、ボーナストラックのような一冊。全員幸せになれ〜!
  • 2026年1月27日
    愚か者の身分
    映画が本当に最高だったので慌てて原作を読んだ。原作は連作短編集で映画では端折られたエピソードもあるのだけど大まかな流れはもちろん同じなので映画の裏側をのぞいているような楽しさがある。 とはいえ、原作自体がめちゃめちゃ面白い。 彼らのやっていることは社会的に許されることではないけれど、彼らもまた怯えながら必死に生き延びようとしている。彼らを知れば知るほど同じ人間だと思う。決して他人事ではない。だからこそ一筋の光のあるラストに救われる。 全編通してスリルのある展開で一気に読まされるのだけど、読み終わって思い返すと心に残るのは静かなエモーショナルな場面というのも素敵だなと思った。 西尾さんの作品追いかけよう〜!
  • 2026年1月26日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    美しい友情の物語だった。映画楽しみ!
  • 2026年1月26日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2026年1月23日
    絶望はしてません
    『日本の同時代小説』を読み返したついでに最新作も読んだ。本書も本の紹介がベースながら政治への切り口が鋭くて笑ってる場合ではないのだがくすくす笑いながらあっという間に読めてしまう。絶望はしたくないな。笑っていたい。 エンタメ作品、おもにドラマについてのコラムもある。斉藤さんは朝ドラや大河において主人公の生き方が史実よりマイルドに描かれることがあまりお気に召さないようだけど(私もです…)、『虎に翼』はめずらしく評伝よりもドラマの方が面白いと太鼓判を押されてて、ですよね!!!と思った👍
  • 2026年1月23日
    日本の同時代小説 (岩波新書)
    再読本。 1960年代から2010年代まで10年ごとに区切り、その当時売れてた小説を基点に社会や政治を論じた一冊。さすが斉藤美奈子さんだなぁ。ノートにまとめたいと思いつつまだやれてません。
  • 2026年1月23日
    明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語
    以前読んだ『明治のナイチンゲール 大関和物語』と同じく、田中ひかるさんのご著書です。本書はタイトルにある高橋瑞さんを中心としながらも、女性で初めて公認医師となった荻野吟子さん、二番目に公認女医となった生澤久野さん、東京女医学校を設立した吉岡彌生さんなど、明治の世に医学の世界に飛び込んだ女性たちの物語です。 女性で初めて医師になった吟子さんは美人で潔癖な女性というパブリックイメージだったそうですが、日本で三番目の公認女医になった本書の主人公、高橋瑞さんは道なき道を根性で突き進むバンカラっぷりがまるで正反対でむちゃくちゃ面白いです! 五分刈りに二重マント、まるで「男隠居」と陰口を言われるも、貧者からは金を取らない「義」の医師であり続けた高橋瑞、あまりにかっこよすぎて朝ドラにしてほしすぎる〜!! 三日も四日も大学の門の前で立ち尽くし学長に直談判して女子初の入学許可を取り付けたとか、この時代に官費でなく私費(借金)で、しかも当てもなくドイツ語も喋れないのにドイツ留学するとか(そもそも当時ドイツの大学は女子の入学を認めてなかったのに聴講を許される)、エピソードがいちいち強烈で面白すぎるんですが、自分のやりたいことを無理でもなんでもやり通す力、それ自体が才能だなぁとしみじみ思います。 それにしても高橋瑞さん、実家とは縁を切ってるし、お金もツテもないから常に貧乏で、そうでなくても女が一人で生きていくにはあまりにしんどい明治の世を生き抜いたどころか、医者になってドイツまで行ってるの、あまりにパワフル。ファンです。 本書を読んでいると、まだ男女平等なんてほど遠かった時代に男性占有の学問の世界に入っていく女子学生らに浴びせられる嫌がらせに胸が痛みます。『虎に翼』で寅ちゃんたちが同じように男子学生らに嫌がらせを受けていたのを思い出してイ〜〜〜!となっちゃいますね。 当時、女医が増えることを批判する「女医亡国論」が専門誌を賑わせたりもしたそうです。 端緒は、瑞の留学直前に『東京医事新誌』に掲載された「S・F」という人物による「本邦の女医」という記事である。「S・F」は、「女子に医学を研究せしむるや否やは重大の社会問題」であるとし、女医の「問題点」を三点挙げた。 〈まず、妊娠出産によって診療ができなくなる期間、患者をどうするのか。次に、そもそも女は「解剖および生理上」医学を修める資質があるのか。そして「下宿屋の二階に男子生徒と寝食を共にする」ことで生じる「艶聞」についてである。〉 「妊娠出産によって診療ができなくなる期間、患者をどうするのか」ってそれ2018年に発覚した医学部不正入試問題のときも似たようなこと言ってる人いましたよね……進歩ね〜〜とガックリしてしまいます。 瑞さんは我は我の道をゆくタイプなのでこういう社会問題に口は出さず、ただ自分の背中を見せながら後進には金を出して援助するタイプだったようですが、「女医亡国論」に堂々と誌上で反論する本多詮子さん(日本で四番目の公認女医)や、地元で地域医療をコツコツと続けて地元民からの信頼を得た生澤久野さん、女子のための初めての医学校を設立した吉岡彌生さんら、道なき道を切り開いた女性たちが未来の女医たちのためにそれぞれのやり方で闘う姿も本書には描かれています。 「雨垂れ石を穿つ」という言葉は寅ちゃんを絶望させた言葉でもありますが、やっぱりこうして先人のひとりひとりがこうして闘ってくれたかからこそ、女性医師が当たり前にいる今があるんだな〜と胸が熱くなります。と同時に、『虎に翼』を見たからこそ、医者になりたくてもなれなかった女性たちもたくさんいただろうな……と思って切なくもなりました。名前の残らなかった人たちの悔しさもまた、時代を推し進める原動力になったはず。 というわけで本書、『虎に翼』が好きだった人にもぜひぜひおすすめです!!
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