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ヒナタ
ヒナタ
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@hinata625141
  • 2026年7月18日
    悪女について
    悪女について
    謎の転落死を遂げた女事業家・富小路君子について関係者たちに聞いたインタビュー記事という体裁の物語。なかなか面白かった。ドラマ版を見てみたいな。
  • 2026年6月30日
    次の夜明けに
    次の夜明けに
    赤松美和子さんの『台湾文学の中心にあるもの』で紹介されていて読みたいなと記憶に残っていたのだけど、それから一年くらい経って神保町ブックフェスティバルの書肆侃侃房さんのブースで発見して購入。 日本語が強制された時代から禁止される時代へ、二二八事件、米軍が駐在していた時代、美麗島事件……一家三代の物語に激動の台湾史が縫い合わされた連作短編集。一編一編が短いのでテンポよく読みやすいのに、中身はそれぞれに濃くて読み応えがあった。 三代目である哲浩がゲイであることを家族にオープンにできる社会ではある一方で、リベラル派の父親が子孫ができなければ誰が墓を守ってくれるんだ……みたいなことを言い出すあたり、香港映画の『旅立ちのラストダンス』を見た時と同じように、同じ文化圏だなぁとしみじみと思った。
  • 2026年6月27日
    親日派ー売国と愛国の韓国史
    親日派というのは日本を好きとか嫌いとかじゃなく植民地期に対日協力をしていた人たちのことで、その親日派(含む遺族)の財産をどうするか問題は現代まで続く戦後韓国の政治問題の一つだそう。放送大学で勉強してる朝鮮の歴史の授業内容とちょうど重なって、今の韓国の保守とリベラルのそれぞれの根っこが見えてすごく面白かった。 強きになびき私服を肥やし市民を苦しめたのならそれは怒られが発生するだろうと思う一方、とはいえ大元悪いのは日本なので……という気持ちもありつつ。
  • 2026年6月17日
    スモークブルーの雨のち晴れ 9【電子特典付き】 (フルールコミックス)
    ふたりで住む家をついに買ってリフォームして、朔太郎のお母さんは老人用マンションに入居し、久慈は朔太郎の姉に挨拶し、……中年カップルの二人がこれから人生をともにするステップを進めれば進めるほどに、早く同性婚できる社会になってほしい、彼らがそれを望むかどうかはわからないけど、したいと思ったときにできる社会に彼らを生きさせてほしいと思う。
  • 2026年6月14日
    隙間 4
    隙間 4
    最終巻で描かれるのは沖縄の歴史、楊洋の帰国と初めての選挙。沖縄戦を生き延びた人の証言も、蔡英文元総統の言葉も、全部受け止めて前を向くヤンちゃんが眩しいラスト。 佐喜眞美術館と丸木位里・俊のエピソードもとても良かった。
  • 2026年6月6日
    メガホンとペンライト
    メガホンとペンライト
    めちゃめちゃよかった…!今読むべき本すぎた😭 キャンドルデモ以降の、活動家ではなく一市民がスピーチに立ち、多様な声を響かせ、遊び心と創意工夫に満ちた韓国のデモがまさに今、日本でも展開されている。 韓国ほどの大きなうねりとならない理由として、「中立」に固執しデモを外側から冷ややかに見つめる日本のマスコミの立ち位置と、大正デモクラシーやベ平連など日本にもかつてあった「熱いデモの時代」を語り継げていないこと、それによってデモが「見えなくなっている」という指摘は本当にその通りだなと思った。 相模原で修理した米軍の戦車をベトナム戦争に送り出すことを知った市民たちが座り込みをしてその戦車を止めたというドキュメンタリーを以前見たことがあって、日本でこういうことがあったのかと本当にびっくりした。現状知る手立てがほとんどない、こういう作品こそ配信でアクセス良くしてほしいし、いっそフィクション映画化してほしいと思う。 女性が多く参加したことでも注目されたキャンドルデモで「キャンドルママ」や「キャンドル少女」と当時のメディアがラベリングして報じたことへの批判のつながりで、日本の「#ママ戦争止めてくるわ」が社会的な責任感を動機として自ら「母」の属性を政治的な主体性に変換したという評価にもグッと来た。 子供たちが戦争に行かされるような社会にしたくないって当たり前の願いだし、大人として責任の一端を背負うのに、実際このハッシュタグはひどく冷笑された。 「ママ」という言葉へのミソジニーもあったんだろうけど、大人として真っ当なことを言うことへの冷笑って何なんだろうなと改めて考えてしまう。
  • 2026年6月5日
    隙間 3
    隙間 3
    デヴィッド・ボウイのHeroes、岡崎京子のリバーズエッジ、ウォールフラワー、梅仕事、そしてテレサ・テンがカバーした川の流れのように。バックグラウンドが違ってもわたしたちは文化で繋がっている、そう思えるエピソードが多くて良かったな。 それにしても台湾の歴史も沖縄の歴史も知らないことばかりだなと改めて思う。巻末のコラムに驚かされてばかりだ。 今巻では楊洋が大学生活をエンジョイしてるエピソードもあって良かった!そして帰国が近付く。一年は短いよねぇ…
  • 2026年6月4日
    隙間 2
    隙間 2
    ひまわり学生運動のこと、それをバカにするような当時の大人たちの空気、ドキュメンタリー映画『私たちの青春、台湾』が引き起こした台中の緊張、同性婚を民法で扱うかどうかの国民投票、そして台湾独立を主張して焼身自殺した鄭南榕のこと。 台湾の現代史を記憶でなぞりながら、楊洋は中国人留学生・李謙と険悪になったり、沖縄人のシェアメイト・由里香との親交を深めながら、自分自身の痛みや望みに向き合い続ける。 台湾と沖縄の共鳴にもハッとさせられた。 「自由は空気のようなもので、息が詰まってから、初めてその存在に気づくのです」 巻末のコラムで紹介されていた蔡英文のこの言葉が重く響く今の日本。
  • 2026年6月1日
    隙間 1
    隙間 1
    紙の本で読みたい漫画って、何度も何度も往復したくなる、そして読むたびに何か発見してしまう、そんな物語なんだと思う。『隙間』もまさにそうだった。 1巻では主人公である台湾人・楊洋の、育ての親である祖母とその死、高校時代の陰湿ないじめ、尊敬するアクティビストの先輩でありながら不実な恋人であるJ、自国の歴史に初めて真剣に向き合ったこと、それらの記憶を織り交ぜながら留学先である沖縄の美大での新生活が描かれる。 「感性」の物語だなと思う。楊洋の痛みも怒りも喜びも戸惑いも胸の高鳴りも、ほんっとうに瑞々しく描かれていて胸打たれる。 ゆっくりじっくり、読み進めたい。
  • 2026年5月31日
    非色
    非色
    人種差別問題がテーマと聞いてちょっと身構えて積んでたんですが、実際に人種差別問題がっつりなんですが、それ以前にまず小説としてむちゃくちゃおもしろすぎ〜!!!で一気読みしてしまった。まずヒロインがおもしれー女すぎる。これが1964年に!? そもそも人はなんで差別をするんだろうってことをここまで執拗に言語化を試みた小説を初めて読んだ気がする。今もそんなに変わってない現状がつらい。 物語の途中でヒロインはニューヨークに行くのだけど、この時代のアメリカの、避妊も中絶も離婚もできないという女性たちのしんどさもリアルに想像させられる。アメリカで中絶の権利が認められるより前にこの小説が出版されたってすごいことだな… 解説が斉藤美奈子さんなのありがたすぎた。斎藤さんによる有吉佐和子論を読みたい。
  • 2026年5月30日
    女二人のニューギニア
    小説の合間にエッセイでも、と気軽に手に取ったのだけどあまりに面白くて一気読み! ニューギニアの信じられないほど山奥で女一人で原住民と渡り合いながら調査をしているご友人の文化人類学者・畑中幸子さん凄すぎると思いながら読んでたけど、終盤で帰国直後から謎の病気に侵され死を覚悟しながらも小説を書きまくる有吉さんもまた凄すぎたのだった それにしてもジャングル超えもニューギニア山奥の生活も厳しすぎる……わたしなら一日と持たず死にそうだ
  • 2026年5月28日
    海暗
    海暗
    有吉佐和子初読み! 舞台は昭和30年代、伊豆諸島のひとつである小さな御蔵島。島が米軍射撃場に内定した、という突然の通知に右往左往する人々の様子が島の生き字引である80代のオオヨン婆視点で描かれる。 当然今の沖縄の問題を思い起こされるし、そもそも日米安保とは、と考えさせられるのだけど政治的な側面だけじゃなくて、失われつつある島の文化の記憶、豊かな山の描写、過疎の問題など多方面から読みがいがあってめちゃくちゃ面白かった。
  • 2026年5月24日
    たった一人の読者を生きる
    〈自分にとって本当に大事なものって何なんだろうとか、本当に自分の心を打つものって何なんだろうとか、自分はどういう物事に魂を揺さぶられる人間なんだろうとか、そういう自分の領域を大事にして、誰かに、勝手に、いつの間にか心を動員させられないようにすることはできる。〉 結局自分の心に長く残る作品って世間の評判とか関係なく、自身の記憶や体験と深く結びついていたりする。だから読む人と作品の関係ってそれ自体が唯一オリジナルのもので、だからこそそんな話を聞く/読む/書くのが楽しいんだなと改めて思う。この本の荒井さんの話も、読むのとても楽しかった。 以前書店twililghtさんで行われた荒井裕樹さんと木村哲也さんのトークセッションに参加したことがあるのだけど、そのとき語っておられた、マイノリティ文学を論じることの難しさについても本書に文章としてまとまっていて、改めて読めて良かった。
  • 2026年5月23日
    吸血鬼
    吸血鬼
    このディストピア小説の世界はかなり現実と近く、コロナ禍で一年後倒しになったオリンピックが東京で開催されてるし、スマホもあるし、主人公の一人である女学生の父親はUber Eats的な職業に就いてる。 だとしたら、女性がランク付けされ、エリート階級の男性は最高ランクの若い女性を最短で二年置きに交換できるという社会システムがどう正当化されているのか、たとえば憲法はどうなってるんだろうとか、この社会にフェミニズムという概念がないんだろうかとか(ネットがあって他国の状況が分かるならなおのこと)、歴史はどう教えられているのかとか、主人公たちの小さなフィルターがどう外側と繋がってるかがわからなくて困惑した。 それにしてもディストピア小説に没頭できる社会ではないよなと目の前の景色を見て思う。生存の不安の前に、差別問題はどんどん後景化していく。ディストピア小説が楽しめる世界に戻りたいよ。
  • 2026年5月16日
    煙たい話(7)
  • 2026年5月16日
    煙たい話(6)
  • 2026年5月16日
    煙たい話(5)
  • 2026年5月16日
    煙たい話(4)
  • 2026年5月16日
    煙たい話(3)
  • 2026年5月16日
    煙たい話(2)
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