
久保みのり|書店よむにわ
@kubomisan
2025年8月17日

読んでる
誰かと話すっていうことは、自分を相手と同一化して、相手と同じようになろうとすることじゃなくて、私と相手のあいだに「3つめの空間」をつくるような感覚だと思ってて。そこにお互い招きあう。お互いを招き入れる。「理解」っていうことは必要だと思うけど、それは同一化とか同情じゃない。(p.25まほさん)
「わかりあう」ってなんだ?という話で。大学一年生のまほさんの表現がうまい。この「3つめの空間」はお互いがつくろうとしないとつくれない、と。わかりあいたいと思っても、こっちを向いてくれなかった人たち。私が意識的/無意識で向き合わなかった人たち。いずれも緩衝地帯ができあがらず関係がなくなっていった。いま空間がつくれている人たちは、とても貴重だ。


