
菜穂
@mblaq_0825
2025年8月4日

読み終わった
本のある暮らし
積読家
山口県在住の歌人・堀静香さんの日常を綴ったエッセイ。もとはZINEとして発表されたものが百万年書房から刊行されました。堀さんを初めて知ったのですが、読み進めるうちに「購入してよかった」と確信。
育った環境は違えど、私の心の声に重なる言葉が多く、代弁者に出会ったような感覚を覚えました。
堀さんは常に「死」を意識しながら生きているようで、その姿勢に強く共感します。死を恐れつつも、時に消えてしまいたいと願う矛盾。
大切な人の死を思うと涙が出る弱さ。そんな心を堀さんは静かに掬い上げ、寄り添ってくれるのです。




