せいいっぱいの悪口 (暮らし)

57件の記録
- 菜穂@mblaq_08252025年8月4日読み終わった本のある暮らし積読家山口県在住の歌人・堀静香さんの日常を綴ったエッセイ。もとはZINEとして発表されたものが百万年書房から刊行されました。堀さんを初めて知ったのですが、読み進めるうちに「購入してよかった」と確信。 育った環境は違えど、私の心の声に重なる言葉が多く、代弁者に出会ったような感覚を覚えました。 堀さんは常に「死」を意識しながら生きているようで、その姿勢に強く共感します。死を恐れつつも、時に消えてしまいたいと願う矛盾。 大切な人の死を思うと涙が出る弱さ。そんな心を堀さんは静かに掬い上げ、寄り添ってくれるのです。
- umi@hontowatashi2025年5月9日買った読み終わったこんなにも正直に心のうちを言語化できることってすごい。やっぱり読んでいて楽しくなるワードセンスとか、適度に力を抜いている中にある真面目さとかがとっても好き。 もちろん全体を通して読んでよかった〜となったけど、特に最後のほうの「想像通り」を求めてしまうというところに自分が重なったりして。そしてやっぱり旦那さんも素敵でほっこりとする。 あとがきを読んで思わず涙がこぼれた、そんな自分にびっくりした。みんなが幸せであってほしい、そうなのだ、ほんとうに。
- こえさん@vivacushion2025年5月4日読み終わったXでプチ話題になっていた、 かつ、インパクトのある装丁が気に入り、購入。 「気にしすぎ」とか「考えすぎ」とか、 他人によく言われる私にとって、 顎が外れるほど頷きたくなる金言や、 ハッと身震いしてしまうような気づきの数々が詰まった、素敵なエッセイでした。 「メンヘラ」とか「ネガティブ」とかって、 悪意をもってカジュアルに使われがちだけれど、 私はぜんぜん悪口だと思わない。 自分の人生や幸せに敏感なだけよ。 “子どもが鮮魚状態”とか、 “昆布のように自分がゆらゆらしている”とか、 私が机上で100時間考えたとしても思いつかないような喩えをサラリと使っていて、羨ましいなと思った。 あと、登場する旦那さん、脳内で俳優の三浦貴大さんに変換されたのだけど、これって私だけですか。
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月26日読んでるすごく正直な人。自分の感情にも他者にも誠実に向き合い、表に出す言葉だからといって繕おうとしていないというか、そんな自意識さえも汲み取って曝け出そうとしているような。
- kanaco@ka_na_co_____2025年2月11日読んでる友人から借りて読んでる。 "「いつ死ぬかわからない、だから今を生きなきゃね」はやっぱり、どうしても難しい。だって日々はこんなにも退屈で、平凡で、怠惰で、孤独で、めまいがする。だから一生懸命、期間限定のハンバーガーを食べて、春休みの旅行の計画を立てて、鼻炎のレーザー治療をする。…」