せいいっぱいの悪口
103件の記録
- 遠景@gegegegebebebebe2026年9月16日読み終わった「ほんとうは、世界はもっと、複雑であってほしいと思う。平和であれ、と願う、そういう世界の一番大きなところはもっとずっと、単純でいい。いつか、もしそういうことを、もうだれも願わなくていいような世界が訪れるなら、わたしはもっと、世界の細部が複雑であることを所望したい。何度でも、飽きずに知らない路地裏を見つけて喜びたい。とんでもなくカラフルな毛虫を見て、ギョッとしたい。寂れた公園にある、変な遊具。知らない街路樹の名前。指さして、名前を確認して、ゆっくり歩く。自転車でも一輪車でもいい。笑ったまま大きく口を開いて、ほらここ、歯が欠けてる、もうずっとそのままにしてるんだと言って、そのことをだれかと分け合いたい。それがだれであるかは、さして問題ではない。日々のつまらなさに呆れて、すべては知っていることの繰り返しで、だからこの目の前の躑躅の色を、覚えていたい。落ちている花弁の数と、ここにあったはずの前髪を散らすほどのささやかな風。だれも話してくれないなら、わたしがだれかに話したい。急いでここまで漕いできたから、スーツのジャケットが暑い。弁当箱が空になった分、リュックは朝より軽い。信号が青になった。」堀静香『せいいっぱいの悪口』pp.195-196 一番好きだった部分。一部分を切り取ると堀さんのエッセイのよさが目減りしてしまう気もするので全部まるっと読んでほしい。エッセイ全体に散りばめられたばらばらの要素が、文章のなかで縒り上げられ、同じ向きに揃えられ、今の目の前の現実に収斂していく。堀さんの文章は、どこかで小さく時間を約めるようなところがあって、キュッと世界が摘ままれてところどころクリップだらけな感じがする。もっと堀さんの文章を読んでみたい。まだ読んでいないエッセイ集があるというのも嬉しくて、歌集も買いたいと思っている。

瑞白青維@suityu_sora_aogu2026年5月21日買った読み終わった終始、静かに日常が綴られていました。けれど静かな中で日常と死が隣り合っていたり、出会いと別れへの思いがあったり、素直な思考があったり、自然に輝きを感じたり、考え方が少し変わって日常に今までとは違う光を感じたり。そういった、感情・捉え方の変化を、文章を通してじっくり眺めていました。作者様が何を大事にされているのかが、「これが大事」と言われなくとも表現されているように思います。
haru@may13_h2026年5月6日読み終わった読んでいてなんだかもやっとするような感覚があって、あとがきに書いてあった担当編集から著者に対して被害者になろうとしてないかという言葉にそのもやもやがスッとした。一人ひとり違う境遇の中で発信する側と受け取る側がいるのだから、言語による表現者として自分の言葉に自信を持っていてほしい。受け手に言葉の意味や意思の捉え方を委ねるのはずるいような気がした。

あんこちゃん@anko2026年1月1日買った@ 本屋イトマイ配偶者と喧嘩して逃げるように本屋に。イトマイさん元旦から営業してくださってありがとう😭 イトMY棚が始まっていたので堀さんの書籍で唯一持ってなかったこの本を買った。









an@anko-002026年1月1日読み終わった日常生活で出現する思考のことが描かれていて、自分の思考をこんなに言葉にできるのが素敵だなと思った。著者の堀さんは色々なことを考えていることが分かった。
菜穂@mblaq_08252025年8月4日読み終わった本のある暮らし積読家山口県在住の歌人・堀静香さんの日常を綴ったエッセイ。もとはZINEとして発表されたものが百万年書房から刊行されました。堀さんを初めて知ったのですが、読み進めるうちに「購入してよかった」と確信。 育った環境は違えど、私の心の声に重なる言葉が多く、代弁者に出会ったような感覚を覚えました。 堀さんは常に「死」を意識しながら生きているようで、その姿勢に強く共感します。死を恐れつつも、時に消えてしまいたいと願う矛盾。 大切な人の死を思うと涙が出る弱さ。そんな心を堀さんは静かに掬い上げ、寄り添ってくれるのです。






umi@hontowatashi2025年5月9日買った読み終わったこんなにも正直に心のうちを言語化できることってすごい。やっぱり読んでいて楽しくなるワードセンスとか、適度に力を抜いている中にある真面目さとかがとっても好き。 もちろん全体を通して読んでよかった〜となったけど、特に最後のほうの「想像通り」を求めてしまうというところに自分が重なったりして。そしてやっぱり旦那さんも素敵でほっこりとする。 あとがきを読んで思わず涙がこぼれた、そんな自分にびっくりした。みんなが幸せであってほしい、そうなのだ、ほんとうに。
こえさん@vivacushion2025年5月4日読み終わったXでプチ話題になっていた、 かつ、インパクトのある装丁が気に入り、購入。 「気にしすぎ」とか「考えすぎ」とか、 他人によく言われる私にとって、 顎が外れるほど頷きたくなる金言や、 ハッと身震いしてしまうような気づきの数々が詰まった、素敵なエッセイでした。 「メンヘラ」とか「ネガティブ」とかって、 悪意をもってカジュアルに使われがちだけれど、 私はぜんぜん悪口だと思わない。 自分の人生や幸せに敏感なだけよ。 “子どもが鮮魚状態”とか、 “昆布のように自分がゆらゆらしている”とか、 私が机上で100時間考えたとしても思いつかないような喩えをサラリと使っていて、羨ましいなと思った。 あと、登場する旦那さん、脳内で俳優の三浦貴大さんに変換されたのだけど、これって私だけですか。




北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月26日読んでるすごく正直な人。自分の感情にも他者にも誠実に向き合い、表に出す言葉だからといって繕おうとしていないというか、そんな自意識さえも汲み取って曝け出そうとしているような。








kanaco@ka_na_co_____2025年2月11日読んでる友人から借りて読んでる。 "「いつ死ぬかわからない、だから今を生きなきゃね」はやっぱり、どうしても難しい。だって日々はこんなにも退屈で、平凡で、怠惰で、孤独で、めまいがする。だから一生懸命、期間限定のハンバーガーを食べて、春休みの旅行の計画を立てて、鼻炎のレーザー治療をする。…」


























































































