まつげ "ロイヤルホストで夜まで語りた..." 2025年8月13日

まつげ
@matsuge_t
2025年8月13日
ロイヤルホストで夜まで語りたい
ロイヤルホストで夜まで語りたい
ブレイディみかこ,
上坂あゆ美,
似鳥鶏,
古賀及子,
宇垣美里,
宮島未奈,
平野紗季子,
朝井リョウ,
朝井リョウほか,
朝日新聞出版,
朝比奈秋,
村瀬秀信,
柚木麻子,
温又柔,
稲田俊輔,
織守きょうや,
能町みね子,
青木さやか,
高橋ユキ
2025.8.13 図書館に返却 入荷前に予約したがすでに先客が多く、8月に入ってからようやく順番が回ってきた。 以下感想 「ロイヤルホストで夜まで語りたい」というよりは、「ロイヤルホストについて夜まで語りたいので語りました!」みたいな本だ。 図書館で借りるのがちょうどいい距離感の本だった。執筆陣のうち誰かの熱狂的ファン!とか、ロイヤルホスト大好き!最高!といった人は手元にあってもいいのかもしれない。 私は古賀及子さんのエッセイが読みたくて、ロイヤルホストには個人的な思い入れも思い出もなかったので…。1作目の平野紗季子さんの時点でフルアクセルすぎてけっこうもうついていけなかった。著者を問わず全体的に実在のメニュー名が頻出するのだが、読んでもビジュアルが浮かばないので、そうですか、素敵なお店なんですね…としか。ひとりくらいロイヤルホストまったく未経験の執筆者がいても面白かったんじゃないの?と思うんだけど、だめなのかな。 ちなみに古賀さんのことはDPZを見るうち好きになりブログを読んでいたライトファンなので、最近のエッセイ界でのご活躍はめざましく、追いつききれていない。ついていけないことばかりだ。 細かいこと気にして読む本じゃないぞ!というのはもちろんわかっている。カジュアルな食エッセイ(ロイヤルホスト特化)本というのは理解した上で、以下ちょっとちくちく感想。 本書の成り立ちをよくわかってなかったのもあるが(朝日新聞出版社だから、元は人気のある新聞連載だったのか?)、最後に急に芸能人の鼎談が入っているのも、1人だけまとまったエッセイ形式ではなく「パラティー」というタイトルのコラム形式でバラバラに掲載されてるのもよくわからなかった。買ったら帯などで補足情報があったのだろうか? 医者をされていたという著者のかたのエッセイで一人称がずっと私だったのに一箇所だけ僕だったのも、そういう文学的表現なのか単なるミスなのか判断がつかなくて文字を追う目がつっかえた。 ロイヤルホスト愛!みたいのはとても伝わって来る本だった。一般書ではなく雑誌特集かあるいは執筆陣が豪華な同人誌として出会っていたら、けっこう好きになってたと思う。なにかへのつよい愛が形になった本は好きだ。
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